人生において使える時間は有限だ。そして種々の理由で自分が使える時間は減っていく。彼氏・
限られた時間の中で最大限の成果を出す方法の一つは,
ここでは筆者が試行錯誤してたどり着いたプロダクティビティ向上の方法を紹介しようと思う。方法だけではなくその背景となる思想にも触れる。
プロダクティビティの定義
筆者の考えるプロダクティビティは2つのものから成る。スループットと継続性である。スループットは単位時間あたりの成果の量だ。たとえば3時間でどれだけの仕事を終わらせることができるかだ。継続性は長期的に成果を出し続けられることだ。スループットがすばらしくても飽きっぽくて週に1回しかやらないなら成果は出ない。中規模以上のプロジェクトの場合,
なぜプロダクティビティを上げるのか?
プロダクティビティを上げれば得るものは多いが,
たとえば
必要性があればプロダクティビティ向上に取り組むのは,
プロダクティビティを追求しない人生もある。朝目を覚ます。やることは何も決まっていない。何をやるともなくのんびり1日をすごす。仕事を適当に済ませて,
最も重要なことに集中する
プロダクティビティを上げるには
そして集中している場合には,
さて,
プロダクティビティvs.クリエイティビティ
プロダクティビティとクリエイティビティは両立しないという研究結果がある。どうやらプロダクティビティを追求すると,
筆者はこれを少しでも軽減するために,
ポモドーロテクニック
筆者は日々の短期的なスループットを最大化するのにポモドーロテクニックを利用している。詳細は本家
このテクニックではまず1つのToDoリストを用意する。これは紙でもオンラインのツールでもよい。そのリストにすべてのToDoを箇条書きで集約する。そして次のセット
- ❶ ToDoリストからその時点で一番大事なタスクを取り出す
- ❷ 25分間集中してそのタスクに取り組む
- ❸ 5分間休憩をする
ポモドーロ中は1つのことしかやらない。ポモドーロ中に同僚から話しかけられたりして中断した場合は,
❸の5分間の休憩では,
1つのタスクの大きさは個人的な経験から1~3ポモドーロ程度がよいと思う。それ以上大きいと日をまたいでしまうこともあり見通しが良くない。大きすぎて途中で挫折してしまう可能性もある。本家ではタスクのサイズを見積もって,
- 注1)
- Staffan Noeteberg著/
渋川よしき, 渋川あき訳 『アジャイルな時間管理術──ポモドーロテクニック入門』 アスキー・ メディアワークス, 2010年