第124回 凍りつく現場
この記事を読むのに必要な時間:およそ 0.5 分
2000年問題がようやく落ち着きブロードバンドネットワークがようやく普及しはじめたころ,
とあるお客様にてISDNを使ったダイアルアップネットワーク接続を使ったの構築依頼の案件を受注しました。 20拠点程度のネットワークの更新を実施したのですが,
特に問題なく構築も完了し完成図書を作った後, 社内の運用保守チームへバトンタッチし, その案件はクローズ。 その案件の名前を見なくなって忘れかけたある日,
前述のユーザーからクレームがあり, 保守チームの部長が案件責任者と僕を呼び出しました。今更? といいつつもどんなトラブルがあったのか詳細を聞くと, 「とある月から回線費用がバカ高くなっている。至急調査するようにお達しがあった。」 との事。 NW機器の設定情報を責任者と確認すると,
とある設定箇所が変わっていたので, 事情を伺いにお客様先へ。 責任者
「ここ, 変わってますけど, なんか事情があって変えました?」 お客様
「ああ, 必要があって変えたけどそれがなにか?」 責任者
「…ISDNにRIP流したらそりゃずっと繋ぎっぱになりますよ……」 速攻,
弊社に設定是正依頼をいただき, 費用を頂戴して変更。 お客様
「あー, そりゃいかんよね。 【お前も専用線にしてやろうか~】 なんつって…」 現場が凍ったのは言うまでもありません orz
ななし
フハハハハハ……
笑えない~。
この記事に関連する書籍
-
夜明けに向かってコアダンプ ~SEの恥はかき捨て、僕の!私の!聞かせて珍プレー集~
偉人・変人が語り継がれるIT業界。でも,多くの人はごく平凡に,ごく普通の人々と,日々の仕事に追われています。じゃあそこには何のドラマもないのか?…これがそうでも...