はじめに
iPhoneやiPadは,
そういった
本連載では,
konashiについて
記念すべき第1回は,
konashiとは
konashi(こなし)は,
iPhone/ iPadのための, フィジカル・ コンピューティングツールキットです。iOSから簡単にハードウェアにアクセスする開発環境を提供し, マイコン側のファームウェア開発をすることなくソフトウェアエンジニア・ デザイナ・ アーティストが手軽にプロトタイピングを行うツールとしてお使いいただけます。
ユカイ工学のkonashi紹介ページより
本連載向けにざっくりいうと,
フィジカルコンピューティング向けのデバイスとしてよく使われているArduino
- Bluetooth Low Energyを搭載しており,
拡張なしでiPhoneやiPadと無線接続できる - JavaScriptやObjective-Cで開発できるようライブラリが整備されている
といった点です。つまり,
konashiを使うことで,
歯を磨く動作に合わせ,
購入方法
konashiは,
販売価格は9,980円
基本的な使い方
iOS SDKの取得,
なお,
1.konashi-ios-sdkを取得する
下記のGitHubリポジトリから cloneするか,
CocoaPodsからの取得&導入にも対応しています。Podfileに以下のように書き,
platform :ios, "6.1"
pod "konashi-ios-sdk"
ターミナルからpod installします。
$ pod install
2.SDKをプロジェクトに追加する
konashi-ios-sdk/
3.コードを書く
- konashiを探して接続する
- LEDを光らせる
というコードを書きます。
ViewController.
#import "Konashi.h"
viewDidLoadで,
- (void)viewDidLoad
{
[super viewDidLoad];
// Konashiオブジェクトを初期化
[Konashi initialize];
// konashiとの接続完了時に発行されるイベントを監視する
[Konashi addObserver:self
selector:@selector(flashLED)
name:KONASHI_EVENT_READY];
}
接続完了イベント
- (void)flashLED {
[Konashi pinMode:LED2
mode:OUTPUT];
[Konashi digitalWrite:LED2
value:HIGH];
}
上記のflashLEDメソッドではLEDを点灯させる処理を行っています。
konashiとの接続を開始するアクションメソッドを用意し,
- (IBAction)pressFind {
[Konashi find];
}
Interface BuilderでUIButtonオブジェクトと接続します。
ここではボタンのタイトルを
動かしてみる
konashiに付属のボタン電池をセットするか,
作成したアプリの
近くにkonashiがあれば次のようにピッカーが出てきます。
ここでDoneボタンを押すと,