ヒューマンリソシアのGITサービスが目指す,時代にアジャストするエンジニアチームの作り方

第2回 ヒューマンリソシアのGITサービスで活躍する,スウェーデン出身エンジニアが日本で働く理由

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2021年3月時点で,40ヵ国,800名を超える即戦力のITエンジニアを正社員として採用し,国内企業に派遣するヒューマンリソシアのGITサービス。そのヒューマンリソシアに在籍し,ある半導体メーカーで働くスウェーデン出身のトビアス氏に,来日した理由や現在の半導体メーカーでの仕事内容などについて伺いました。

GITサービスとは?

GITサービスとは,Global IT Talentサービスの略称で,2021年3月時点,40ヵ国800名を超える即戦力の外国籍ITエンジニアを正社員として採用し,国内企業に派遣するサービスです。

GITサービス
https://git.resocia.jp/

大学時代の留学経験から,日本で働くことを決意

――来日前は,どのようなお仕事をされていたのでしょうか。

トビアス:スウェーデンの航空機メーカーで,システムエンジニアとして飛行機のメンテナンスシステムを開発していました。

――なぜITエンジニアとして働こうと考えたのでしょうか。

トビアス:スウェーデンはIT教育が盛んで,義務教育である基礎学校の低学年(日本でいう小学校1~3年生)の頃からパソコンを使った授業がありました。そこから興味を持ち始め,14~15歳のころにはITエンジニアとして働きたいと思うようになっていました。

それで高校で物理学や数学,コンピュータサイエンスを学んだ後,大学でゲームエンジン開発や高度なプログラミング技術の学士号と修士号を取得しています。

※:スウェーデンの学校制度は,義務教育の基礎学校(9年⁠⁠,高校(3年⁠⁠,大学(学士号取得は通常3年)などからなっています。

諸外国・地域の学校情報(国・地域の詳細情報)|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/world_school/05europe/infoC52200.html
――日本で働くことを決めた理由を教えてください。

スウェーデンの大学時代の
トビアス氏

スウェーデンの大学時代のトビアス氏

トビアス:大学時代,日本の大学に1年間留学してHuman Computer Interface(=Human Computer Interaction:人間と計算機とのインターフェースについて着目した学問・研究領域)の研究を行いました。そのとき,日本には観光名所がたくさんあり,また新しいことを数多く見たり知ったりすることができたという経験から,日本に戻って働きたいな,と考えていたんです。

それでインターネットで検索して見つけたDaijobという転職・求人サイトに登録したところ,ヒューマンリソシアから連絡があり,いろいろと話を聞いてGITサービスで働くことを決めました。

――外国人エンジニアを募集している企業はいくつもありますが,なぜGITサービスで働くことにしたのでしょうか。

トビアス:GITサービス以外の選択肢ももちろん検討しました。しかし,当時は日本企業についてそれほど詳しくなく,日本語もそれほど上手ではなかったので,日本企業の求人に直接応募することは少し不安がありました。

ただGITサービスであれば,すでに多くの海外出身のエンジニアを採用していて,日本で働く上でのサポートも受けられると知り,安心して働けるのではないかと思いました。また,さまざまな企業で働ける可能性があることもGITサービスの魅力でした。

プリセールスエンジニアとして開発や顧客サポートに従事

――現在の仕事内容を教えてください。

トビアス:あるメーカーのプリセールスチームで,フィールド アプリケーション エンジニアとして働いています。具体的には,自社製品を用いたマシンビジョンや深層学習のデモアプリケーションを開発しているほか,プリセールス活動の一環として顧客や潜在顧客に対してデモンストレーションを行っています。

また,顧客エンジニアからの問い合わせ対応に加えて,新製品のローカライズガイドやチュートリアルの作成,機械学習用の新しいプロセッサの開発なども担当しています。

プリセールスとして,日本の顧客に対してプレゼンテーションを行うこともあります。プレゼンを行うのは半導体メーカーや,私たちのプロダクトを利用して製品を開発するメーカーなどで,エンジニアやプロジェクトマネージャー,場合によってはCSO(Chief Strategy Officer:最高戦略責任者)やCEO(Chief Executive Officer:最高経営責任者)といった方々に対しても自社プロダクトの特徴を説明しています。

――現在の仕事でおもしろさを感じるのはどういった部分でしょうか。

画像

トビアス:エンジニアとして主に機械学習に携わっていますが,新しい技術が次々と出てくる世界で,新しいものに触れられることが楽しいです。また,そうした新しい技術を吸収し,エンジニアとして成長できていることを実感しています。

日本でエンジニアとして働く,ということ

――実際に日本でエンジニアとして働き始めて,苦労したことはありますか。

トビアス:現在の仕事では,ソフトウェアだけではなくハードウェアの知識も必要です。ハードウェアに関してはそれほど知識がなかったので,多くの時間を費やして勉強しました。

顧客の方々から寄せられる質問は,かなり細かな内容が多いのですが,現在ではそういった問い合わせにも答えられるようになっています。

――日本語で困ることはありますか。

トビアス:表現が難しい場合などで困ったりすることはありますが,現在はほとんど困ることはありません。プレゼンテーションも日本語で行っていますし,社内でのミーティングも日本語で行っています。

――現在の働き方について教えてください。

トビアス:新型コロナウイルスの影響もあり,現在はほぼテレワークです。最初は戸惑う部分もありましたが,もう慣れてしまってまったく問題はありません。

――今後はどういったことにチャレンジしたいと考えていますか。

トビアス:もっといろんなフィールドを経験したいですね。それと,将来的にはプロジェクトマネージャーとして仕事をしたいと考えています。

また大学でゲームエンジンの開発などを学んだので,将来的にはコンソールゲームやPCゲームの開発に携わることができればいいですね。

――本日はありがとうございました。

著者プロフィール

川添貴生(かわぞえたかお)

株式会社インサイトイメージ代表取締役。企業サイトの構築及び運用支援のほか、エンタープライズ領域を中心に執筆活動を展開している。

メール:mail@insightimage.jp


酒井啓悟(さかいけいご)

株式会社技術評論社クロスメディア事業室所属。

1986年生まれ。富山県富山市出身。2011年4月株式会社技術評論社に入社。書籍編集部を経て,現職。電子書籍,オーディオブックなど,出版業界に訪れる新しいジャンルの市場の成長に関わっていくことが当面の目標。

サッカーとねこが好き。

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