今回からは,
まずはプレゼンテーションレイヤの設計と配布について解説します。
プレゼンテーションレイヤの設計と配布について
プレゼンテーションレイヤは,
.NET Frameworkを使用したアプリケーションはユーザインターフェイスとしては主にWindows FormベースとWeb Formベースが選択可能です。また,
ユーザインターフェイスコンポーネントはこれらのユーザインターフェイスを通してユーザとの対話を管理します。これはユーザへのデータやグラフ,
前回にも記述しましたが,
また,
いずれの技術も,
ところが,
確かに過度の3Dグラフィックや無駄な動画を画面内に載せる必要はないと思います。しかし,
一般的な操作画面のある業務アプリケーションなどのユーザインターフェイスコンポーネントは,
また,
このような場合,
一つの画面IDで複数のログが残るので,
このようにユーザインターフェイスの技術は多岐にわたるため,
①Windows Formベースのアプリケーションの設計について
Windows Formはよくリッチクライアントと呼ばれます。以前はほかのものに比べて微細な調整ができたり,
Windows Formを選択したアプリケーションの実行環境は,
Windows Formアプリケーションのネットワーク環境は専用線や社内LAN環境などのセキュア環境での使用が多いと思われます。そのため,
また,
たとえばこのようなシナリオが考えられます。外回りをされている営業の方が社内でネットワークに接続し,
また,
しかし昨今では,
- ※1
ASP.
NET AJAX自体についてはさまざまな意見があり, 「以前からある技術を纏めただけ」 とか 「フロントエンドの仕組みだけでなく, バック側 (ブラウザ側, サーバ側を含め) の仕組みも考慮されているから新技術では」 などといわれています。私的には, ASP. NETに特化した機能を含んでいるので, 「以前からある技術に機能を追加し, ASP. NET AJAXとして体系化された」 新技術と考えています。 - ※2
このプロジェクトは施設の予約券の発券専用端末上で稼働するアプリケーションでした。使用対象者は幼稚園生~80・
90歳を超えた方まですべての方でした。また, 利用者は日本人だけでなく, 海外の方もご利用いただくアプリケーションだったため, マルチランゲージへの対応が必須でした。このアプリケーションの場合, 予約券の発券だけでなく, 施設の紹介, 施設内でのプログラムの説明もする必要がありました。 これらの要件を満たし,
利用者により快適で, より使いやすいアプリケーションを提供するために3Dグラフィックと動画を中心とした設計を提案しました。 当時は.NET Framework 1.
1の頃で, 3Dグラフィックや動画を使用したアプリケーションの構築は困難でした。しかし, 最終的な利用者の利便性を考慮した提案が採用され, 無事に構築・ 納品・ 稼働させることができました。利用者からの反応もなかなかよかったと顧客からお褒めのお言葉をいただくことができました。 - ※3
ただし,
BtoC (Business to Consumer) アプリケーションなどではユーザインターフェイスコンポーネントの対象は操作画面などがない業務アプリケーションとなるため, 今回は対象外とします。