前回は,
さて,
- ※1
- 今回ここで紹介する記号の他に,
集合・ 論理・ 順列・ 組合せ・ 微積といったよく使う記号があります。集合や論理については, この連載の後半で改めて紹介する予定です。
各種の演算記号
四則演算
四則演算は最も基本的な演算です。それぞれ,
表3.
数学 | Java言語 | |
---|---|---|
加算 | + | + |
減算 | - | - |
乗算 | × | * |
除算 | ÷ | / |
剰余演算
剰余演算とは,
c = a%b
と書くと,
a ÷ b = x … c
という除算の剰余が c に代入されるのです。
高校までの数学では剰余を求めるために特に記号を与えられませんでした。しかし,
等号
数学では,
プログラミング言語で等号は,
表3.
数学 | Java言語 | ||
---|---|---|---|
代入 | = | ||
等しい | = | 等しいかどうか | == |
等しくない | ≠ | 等しくないかどうか | != |
Java言語の算術演算子
Java言語は表3.
表3.
名称 | 演算子 |
---|---|
四則演算子, | +, -, *, /, % |
代入演算子 | = , |
単項演算子 | ++, -- |
代入演算子とは,
i = i + 1;
プログラミング言語では,
i = i + 1 のように短い式なら良いのですが,
そのため,
さらに,
- ※2
- 多くの人は,
横書きに書くときに, 左から右に意味が流れるのが自然と感じるでしょう。 i = i + 1 でつまづく人は, 意味の流れが右から左であることに違和感を拭えないのではないでしょうか。