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突然ですが,日常生活の中で男性も女性もお互いに「女の考えること」「男の考えること」を理解できかねる場面はありませんか? それがプログラミング… 広くはITの中にあってはどうなのでしょう?
その疑問に敢えて立ち向かった,画期的な番組が『LLフィーリングカップル』です。
まず,なぜ開発者のための[真面目な]イベントで,『LLフィーリングカップル』などと言う一見[ナンパな番組]を持つに至ったかについて,エピソードを通してご説明したいと思います。
言語が人間だったら?
そもそもの始まりは,ある年のLLミーティングの帰り道。
実行委員の方達と雑談をしている中で「言語を人間に例えると?」と言う話で盛り上がったときのことです。第1回のLL Saturdayで初めて各言語の主だった方達を目の当たりにし,年を重ねるごとに募った私の素直な感想。
言語人口として,Pythonユーザは決して多いとは言えないかもしれません。それゆえPythonの皆さんは少人数でも仲良く,しかも程よく身体を鍛えた筋肉質の方が多い(と言う印象)。と言うわけで,まず出てきたのが「Pythonはマッチョな男性」と言うイメージ。
そして「Perlはパール(pearl/真珠)」と言うことで「白が似合う清楚な女性」。
次に「Rubyはルビー(ruby)」で,「情熱的な女性」。
はたしてマッチョなPythonクンを巡って,PerlちゃんとRubyねえさんの微妙な三角関係が…などなど。
- 「もしかして,LLでフィーリングカップル5vs5?」
- 「あ,それ。面白そうですね」
と,話はなぜか恋バナへと脱線。
フィーリングカップルついに実現へ
この企画はいける!と,意気揚々と「LLでフィーリングカップル」を提案するも玉砕。「面白いのにね」と,懲りずに翌年も提案。
実現しなかった背景には,企画内容の面白さについてもさることながら,男女比の偏りも一因となっていたのかもしれません。
2003年の第1回では,会場で女性を見つけるのも困難なくらいでしたが,LLイベントも回を重ねるにつれ女性参加者も増え,LLイベントや他の機会でも活躍される女性がどんどん増えてきています。
そして,第7回目の今回,LLTVと言うこともあり,ついに実現の運びとなったのでした。これも他団体に真似のできない「ネタ容認」「カオス上等」のLLイベントならでは企画と言えるでしょう。
以上の通り(きっかけは極めて軽く見える),構想約3年のこの番組では,軽量プログラミング言語(LL)に携わる男女が登場し,LLへの思いを語ったり何気なく疑問に思っていることを質問し合ったりして,あらゆる角度・立場からLLを掘り下げて行きたいと思います。
出演者はもちろん司会者も,当日まで発表いたしません。
皆さま,どうぞお見逃しなく!