Webサーバ構築について
SH7706LSRボードに載せたLinux上でも,
前準備
SH7706LSRボードなどの組込みボードでWebサーバを構築する前に,
PC LinuxでのWebサーバ構築ではHTML文書の表示とともに,
一般的にはLinux上で計測や制御を行う場合はデバイスドライバを使うのが定番となっていますが,
CGIプログラム
HTMLのフォーム
単純にコンテンツを表示させるCGIプログラムならば,
HTML文書のタグにはCGIプログラムの動作を前提にしたフォームというタグの文法が定義されています。HTMLのフォームでは,
通常のプログラミング言語でのウィジェットではそのプログラミング言語だけで処理が閉じていてそれだけで完結していますが,
フォームとCGI
CGIプログラムは標準出力でHTML文書のコンテンツを出力するだけなので,
ただCGIプログラムは,
WebサーバにおいてHTMLのフォームの入力内容は環境変数を介して受け取ります。したがって,
Webサーバにおける環境変数
Webサーバでサポートする環境変数はいろいろとありますが,
- ① HTTP_
REFERER CGIプログラムを呼び出したリンク元のURLを取得することができます。CGIプログラムから元のページに戻る場合のリンクを設定する場合に用いると便利です。ただし,
CGIプログラムをブラウザで直接URL入力した場合とブックマークから呼び出した場合にNULLになります。 - ② HTTP_
USER_ AGENT ブラウザのバージョン番号とプラットフォーム名を含んだクライアントの情報を取得することができます。HTMLの標準的な機能以外の拡張機能はブラウザの種類によってサポート内容が異なったりするので,
クライアントにおけるブラウザの情報の内容に応じてCGIプログラムは臨機応変に対応することが可能になります。 - ③ REQUEST_
METHOD CGIプログラムへの要求方法を取得することができます。
- ④ QUERY_
STRING HTMLのフォームでのチェックボタンやラジオボタンなどのボタンによるユーザ入力やテキストボックスによるユーザが入力したテキスト内容を取得することができ,
CGIプログラムの動作に必須な環境変数となっています。 - ⑤ SCRIPT_
FILENAME CGIプログラムが置かれているマシンのフルパスでのファイル名を取得することができます。
- ⑥ SCRIPT_
NAME CGIプログラムが置かれているマシンでのhttpdのドキュメントルートからの相対パス名を取得することができます。
- ⑦ SERVER_
SOFTWARE httpdに関するソフトウェア情報を取得することができます。