今回はrpmパッケージベースのFedora CoreをT-SH7706LSRボードの導入に挑戦してみます。
Fedora Coreパッケージについて
SHアーキテクチャの現状について
以前まではSHプロセッサ向けの組込みLinuxサポートは,
ルネサスのLinux向けプロセッサは,
ただ,
しかし,
SH3プロセッサ向けFedora Coreパッケージ
2012年4月現在ではかろうじてSH3プロセッサ向けのFedora Coreが以下で一般公開されています。
このサイトでもFedora Core8以降はSH3プロセッサのサポートは打ち切っていますので,
SH3プロセッサ向けのFedora Coreパッケージは,
パッケージの精選は,
T-SH7706LSR配布パッケージ
T-SH7706LSR配布パッケージについて
SH3プロセッサ向けのFedora Coreパッケージは,
いきなりFedora Coreを導入する前に,
T-SH7706LSR配布パッケージの導入
すでにT-SH7706LSR配布パッケージでT-SH7706LSRで運用している場合は作業は不要ですが,
購入時点ではLinuxパーティションがないので,
コマンド (m でヘルプ): p ディスク /dev/sdb: 7948 MB, 7948206080 バイト ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 966, 合計 15523840 セクタ Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト ディスク識別子: 0x00000000 デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sdb1 63 80324 40131 b W95 FAT32 /dev/sdb2 80325 15518789 7719232+ 83 Linux
パーティションを設定したら,
# mkfs -t vfat [第1パーティション] # mkfs -t ext3 [第2パーティション]
T-SH7706LSRの配布サイトでファイルを入手し,
- boot.
exe - initrd.
img - vmlinux
第2パーティションには rootfs.
SH3版Fedora Coreのインストール
インストール準備
PC上でファイルシステムのインストールを行います。場所は任意ですが,
あらかじめ,
# mkdir ~/fc7_fs/var # mkdir ~/fc7_fs/var/tmp # mkdir ~/fc7_fs/var/lib # mkdir ~/fc7_fs/var/lib/rpm
ファイルシステムのインストール
次にrpmパッケージ管理データベースを以下のように初期化をします。このときに注意しなければいけないことは,
# rpm --root ~/fc7_fs --initdb
rpmパッケージ管理データベースを初期化したら,
# cd ~/fc7_rpm # rpm --root ~/fc7_fs -ivh --force --nodeps --ignorearch --noscripts *.rpm
このときにPC上のアカウントとFedora Core 7のアカウントが異なることによる警告メッセージが出ますが,