MySQL道普請便り

第5回 Dockerで複数バージョンのMySQLを開発環境に用意する

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最新のMySQL5.7を試してみる

左上にあるContainersの右にある+NEWボタンを押して新規のコンテナを追加します。

図14 新規コンテナ追加

図14 新規コンテナ追加

すると初回起動をした時と同じ画面に移ります。

図15 起動メニュー

図15 起動メニュー

そこで先ほどと同様にMySQLを検索バーに入力します。すると下のような検索結果がやはり表示されると思います。

図16 検索結果

図16 検索結果

前回はそのままCREATEボタンをクリックしましたが,5.7をインストールしたいので,バージョンの指定を行います。CREATEの左にあるメニューをクリックします。今回は任意のバージョンを選択したいのでSELECT TAGをクリックします。

図17 メニュー内部

図17 メニュー内部

すると下のような画面が開き,TAGが選択できることがわかります。ここで5.7.8を選択し,検索結果の画面まで戻ります。

図18 タグ選択画面

図18 タグ選択画面

その後CREATEを行うとMySQL5.7.8のイメージを利用したコンテナが作成されます。ただし,何も設定せずに起動をしようとすると,先ほどと同じように以下のエラーメッセージが表示されてしまいます。

  Database is uninitialized and MYSQL_ROOT_PASSWORD not set
  Did you forget to add -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=... ?

lastestで行った時と同様にMySQL_ROOT_PASSWORDの設定やその他の設定を必要に応じて行いましょう。

$ mysql -uroot -p -h 192.168.99.100 -P 32779

Enter password:  ←  MySQL_ROOT_PASSWODで設定したパスワード
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 2
Server version: 5.7.8-rc MySQL Community Server (GPL)

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Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

mysql>

このように簡単にMySQL5.7の実験環境が手に入りました。

今回はMySQL5.7をインストールしてみましたが,この方法を使って任意のバージョンのMySQL環境をディスクの許す限り用意することができます。

まとめ

今回はKitematic(Docker)を利用して,開発環境にMySQLを複数バージョン用意する方法を紹介してみました。Kitematicに限らずDockerをうまく使うとMySQLのアップデート時,アップグレード時に機能の比較やアプリケーションの検証をする際に,ローカルにすでにある環境を汚さずにコンテナとして実行できます。今すぐに最新機能を試してみようと思った際には,ぜひ活用してみてください。

著者プロフィール

木村浩一郎(きむらこういちろう)

株式会社オプティム 技術統括本部のエンジニア。最近はミドルウェア・インフラ周りのことも少しずつ学習しています。趣味は将棋。好きな戦法は四間飛車。

Twitter:@kk2170