導入
Java言語が登場して間もない頃だったでしょうか。IT系の雑誌広告に大きく宣伝されているRational ROSEなる製品に関心を持ちました。何やらこのソフトウェアツールを用いると,
その後,
今回から数回に渡ってこのUMLの一部を紹介します。
展開
UMLとは
プログラミングを学習する方が基本的な図法として最初に習うのは
しかしながら,
そこで,
UMLに用意されている図の種類
UMLで用意されている図
- ユースケース図
- 相互作用図
(シーケンス図, 協調図) - 静的構造図
(クラス図, オブジェクト図) - 振る舞い図
(ステートチャート図, アクティビティ図) - 実装図
(コンポーネント図, 配置図)
それぞれの図に特徴と役目があり,
今回がユースケース図,
ちょっとした注意点
さて,
そのために用意する道具は大きめの紙と鉛筆で十分です。きれいな図を仕上げようと思わず,
ユースケース図とは
ユースケース図は,
ユースケース図と,
- ユースケース図:アクタとシステムのユースケースとの関係を示す図。
- ユースケース:システムによって実行される機能。
- システム:これから我々が取り扱う対象のこと。
- アクタ:ユースケースと直接相互作用する、システムの外側にある実体や役割。人とは限らないが、人を模した記号
「スティックマン」 を用いる。
参考文献
次にユースケース図の例を示します。学校と生徒の関係を,
ユースケース図とコード
例えばこんな事例を考えてみます。ある学生が自分の定期テストの合計点と平均点を計算し取得したいとします。この場合のアクタは学生で,
この場合,
なお当初,