Redmineを運用するためのイロハを身につけよう

第4回 Redmineを活用する上でのTIPS,プラグインの紹介

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続いて管理画面のコンテンツエリアで「情報」を選択します。すると,コンテンツエリアのPluginsに「Google Calendar Plugin」が追加されていることを確認することができます。確認できたら右部の「Configure」をクリックします。

設定画面にて,⁠iFrame Text」には先ほどカスタムフィールドで登録したものを選択し,⁠適用」ボタンをクリックします。システム管理者は最後に,ロールの設定をする必要があります。管理画面で「ロールと権限」を選択し,ロール毎に追加したモジュールであるGoogle calendarのタブを表示するかどうかを必要に応じて設定してください。具体的には,ロールの設定画面にて「View google calendar tab」にチェックを付けることで,タブを表示させることができます。

以上がシステム管理者が設定すべき内容になります。

以下は,プロジェクト管理者が設定すべき事柄になります。

プロジェクト管理者は設定画面の「モジュール」タブで,⁠Google calendar」を有効にします。すると,タブメニューに「Google Calendar」が表示されるようになります。

Googleにログインしてから,以下にアクセスします※3⁠。

すると以下のようにGoogleカレンダーが表示されます。

Google Calendarの表示形式の設定

Google Calendarの表示形式の設定

左部で表示形式およびサイズ等を指定することができますので,Redmineの「Google_calendear」タブで表示したい形式に設定します。この時,⁠Calendars to Display」でプロジェクトメンバーが属しているグループを選択しておきます。

続いて,カレンダー上部の「Copy and paste the HTML below to include this calendar on your webpage」以下に表示されているHTMLをコピーします。

次に,カレンダーを表示したいプロジェクトに移動して,タブメニューの「設定」を選択し,⁠情報」タブをクリックします。新規に「Google Calendar」欄が追加されているので,そこに先程コピーしたHTMLをペーストして「保存」します。

するとタブメニューで「google_calendar」を選ぶとカレンダーを利用できるようになります。

Google Calendar画面

Google Calendar画面

※3
事前にGoogleグループで,プロジェクトチームのグループを作成しておき,プロジェクトメンバー全員が予定を登録・閲覧できるようにしておくと,スムーズに作業を進めることができます。

Timesheet

このプラグインは,経過時間管理の機能を拡張するためのプラグインです。

Redmineの標準機能では,経過時間の詳細ページではログインしているユーザが自分の作業実績を確認することができたり,レポートページでは,期限を設定してカテゴリやメンバーの作業合計時間を把握することができます。

しかしながら,プロジェクト管理者は任意のメンバー(複数人)の作業実績の確認や,他プロジェクト(サブプロジェクト等)でメンバーが作業している際に,そのプロジェクトでの作業時間を合わせて把握することはできません。そのようなときにこのプラグインを利用することでプロジェクトリーダーは,上記の問題を解決することができます。

それでは,プラグインをインストール方法を解説します。

$RAILS_ROOTに移動してから以下のコマンドを入力します。

$ ruby script/plugin install svn://dev.littlestreamsoftware.com/redmine_timesheet_plugin/trunk

システム管理者はGoogle Calendarプラグイン導入時と同様に管理画面の「ロールと権限」にて,必要に応じてロール毎に「Timesheet module」エリアの「Run timesheets」にチェックを入れて保存しておきます。

あとは,プロジェクト管理者が,タブメニューで「設定」を選択し,⁠モジュール」タブをクリックし,追加したプラグインである「Timesheet module」にチェックを入れ「保存」します。すると,タブメニューに「timesheets」が追加され,利用可能になります。

Timesheet

Timesheet

上の画像の通り,⁠プロジェクト」「活動⁠⁠,⁠ユーザ」単位で,絞込みを行った上で,それぞれのチケットに関する経過時間を把握することが可能です。

今回は,Redmineを活用する上でのTIPSや注意点と,プラグインについて紹介しました。

次回は,ソースコードを修正したカスタマイズ例(リポジトリビューアを使いやすくする等)について紹介する予定です。

著者プロフィール

安達輝雄(あだちてるお)

TIS株式会社勤務。入社してすぐにRuby on Railsと出会う。現在はJRubyやXenなどOSSを中心に調査・検証をおこなっている。

ブログ:http://d.hatena.ne.jp/interu/


並河祐貴(なみかわゆうき)

TIS株式会社 基盤技術センター所属。オブジェクト指向開発,開発環境・ツール整備に従事した後,近年はRuby on Railsを中心としたオープンソース系ミドルウェアの検証/導入や,Xenなどのサーバ仮想化技術をターゲットに取り組んでいる。

ブログ:http://d.hatena.ne.jp/rx7/