はじめに
今回からは,
第7回では,
動的な索引構築の必要性
第7回の復習になりますが,
文書が頻繁に追加される場合や索引が大規模な場合,
- ※1)
- Online Index Constructionに関しては,
日本語の表現が確立されていないため, 本連載では"動的な索引構築"と表現することにします。これは, Online Index ConstructionはDynamic Indexingなどとも呼ばれるためです。
メモリ上の索引とディスク上の索引
動的な構築において,
このため,
索引の統合
動的な索引構築においては,
大きく分けて以下の2種類の統合方法が存在します。
- インプレイスな更新による統合
(Inplace Index Maintenance) - マージによる統合
(Merge-based Index Maintenance)
インプレイスな更新による統合とは,
この方法は,
マージによる統合
マージによる統合では,
以下で紹介する3つのマージ戦略の概念図を図1に示します。図1は,
- ※2)
- 「ディスク上の新しい領域に書き出す」
とは, 新しいファイルとして書き出すことになります。