- 【話し手】
うひょ(本名:鈴木 僚太 SUZUKI Ryota) -
TypeScriptとReactを愛するフロントエンドエンジニア。Web標準も好き。技術記事を書くのが趣味。
GitHub:uhyo
Twitter:@uhyo_
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技術分野は成熟が進み,
今回はWebを超えてモバイル分野などでも受け入れられつつある宣言的UI
Reactの特徴って?
日高:知らない人にReactを説明するとしたら,
うひょ:理解のためのキーワードが2つあって宣言的UIと仮想DOM 日高:たしかに宣言的UIはWebだけでなくモバイルアプリの文脈でもよく登場してきています。 うひょ:簡単に宣言的UIを説明すると画面の変更を直接書く, 日高:宣言的UIはReactiveプログラミングとの相性もよく広く受け入れられつつあると私も感じています。フロントエンドで宣言的UIが普及するきっかけとなったReactですが, うひょ:よく言われるのがReactは非常にシンプルなライブラリだという表現ですね。いわゆるイージーの対極としてのシンプルです。芯の通ったコアとなる概念があって, 実はReactってバーンと新しい設計を持ち込んでユーザーを困惑させるみたいなことを, 日高:一見, うひょ:はい。しばらく経ってみるとReact Hooksの良さがコミュニティやエコシステムに伝わっていって, 驚きがありましたが理に適っていたわけで, 日高:ちなみにうひょさんがReactに出会ったときにそのような設計の魅力を感じて触ってみたんでしょうか。まだ普及していないタイミングだったんですか? うひょ:えっと2013年か2014年ぐらいだったと思うんですけども, 日高:お話を聞いているとより良い開発を達成しようというライブラリ設計者の気持ちが伝わってきます。実際に仕事でも生産性などでメリットは感じますか? うひょ:宣言的UI, 日高:逸脱しようとしても書き味が良くない。結果, うひょ:そうですね, 自分は, Reactの良さを最大限活かすには, 日高:そのロジカルな設計の良さがあったからこそReactは普及していったということでしょうか。 うひょ:そうですね, 顕著に出ているのはReact 18というメジャーバージョンのアルファ版アナウンスのときです。ディスカッション用のリポジトリでQ&Aを準備して網羅的に疑問を解消してくれていたり, ここ1~2年でReactのドキュメントの多言語化や翻訳も進んでいます。Reactのコアチームとしてもコミュニティに情報を発信していく気持ちが強くなってきているなと思っています。論理的なシンプルさ