Unity仮面が教える! ラクしてゲームを作るためのAssetStore超活用術

Track.3 MikuMikuDanceを使って「爆破から逃げろクマちゃんゲーム」を作ろう! ~「MMD4Mecanim」「Exploder」「Toon Explosion Volume 1」編

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「東北ずん子」って……?

仮面:で,今回使うデータだが……

秋山:初音ミクですか?

仮面:いや,⁠東北ずん子」だ。

秋山:誰ですか?

仮面:東北ご当地キャラクターの「東北ずん子」を知らんのか!

秋山:いや,フツー知らないでしょ

仮面「東北ずん子」は東北復興のためのキャラクターで,なんと,東北企業であればライセンス無料,商用利用可だ!

秋山:へえー太っ腹ですね

仮面:東北以外のクリエイターが利用する場合は非商用利用ならOKだ。

秋山:えーと,この連載は……

仮面:プロデューサーにOKもらってる。抜かりはない

秋山:ふー,良かった。予算少ないので

仮面:トコトン削りたいようだな……

画像2「東北ずん子」

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「東北ずん子」は東北企業を支援するご当地キャラクターです。東北企業であれば,商用利用も可能という太っ腹なライセンスです(画像3のようなことも許可しているようです⁠⁠。詳しくはこちらのライセンスをご確認ください。

画像3「東北ずん子ガイドライン」

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「東北ずん子」のトップページ( http://zunko.jp/ )のイラストに言ってください。そのページの下の方に「自由に使えるMMDモデル」という項目があります。そこで「リアル頭身東北ずん子モデル」⁠ミニミニ東北ずん子モデル」がダウンロードできます。今回は「ミニミニ東北ずん子モデル」を使いましょう。

画像4「ミニミニ東北ずん子モデル」

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MMDをUnityで出してみよう

仮面:じゃあこの「東北ずん子」MMDデータをUnityに持ってこよう

秋山「MMD4Mecanim」ってのを使うんですね

仮面:そうだ。といってもそれほどやることはないんだがな

秋山:そうなんですか?

ダウンロードしてきたzipを展開し,これをUnityにドラッグアンドドロップするとインポートが始まります。

SDずんこモデルファイルは「SD東北ずん子0.92.MMD4Mecanim」なので,そちらをクリックしてInspectorを表示させます。その中の「FBX Path」をまず,適当な英語名に変更しましょう(どうやら一部のバージョンでコンバートできないようです⁠⁠。

画像5「FBX名を日本語から英語に」

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あと,Macであれば,⁠Wine」の設定を自分がインストールしたWineを選択します(ここでは「NXWine」です⁠⁠。

画像6「Wine設定」

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何でもいいので,自分の好きな動き(アニメーション)ファイル(拡張子「VMD⁠⁠)をこのサイトあたりで探してきます(今回は「WAVEFILE_fullver」を使わせていただきました。アップ主に感謝です!⁠⁠。

ダウンロードしてきたVMDファイルをUnityにドラッグアンドドロップします。Unity上で,先ほどの「SD東北ずん子0.92.MMD4Mecanim」を選択して,Inspectorの「VMD」に,VMDファイルをドラッグアンドドロップしてください(画像7⁠⁠。

画像7「VMDファイルをドラッグアンドドロップ」

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そして「Process」をクリックして,しばしコンバート終了を待ちましょう。処理が終了すると同じフォルダに「zunkoSD」ができているはずです。それを選択して,Inspectorビューで「Rig」をクリックして「Animation Type」「Humanoid」にします。そして「Apply」をクリックしましょう。こうすることで,他の人型アニメーションも流用ができるようになります。

さあこれでモデルとアニメーションの準備ができました。

秋山:これで準備はオッケーってことですね

仮面:意外と簡単だろう

秋山:早速画面で動かしてみましょうよ

仮面:そうだな。それもそんなに手間はかからない

早速,Unityのシーン上に出していきましょう。まずは出来上がったばかりの「zunkoSD」をHierarchyビューにドラッグアンドドロップします。

画像8「SDずん子をシーンに」

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そしてProjectビューで適当なフォルダで右クリックして,Create→Animator Controller と選択しAnimator Controllerを作ります。名前は「ZunkoController」とでもしておきましょう。そして出来たばかりの「ZunkoController」をダブルクリックして,Animatorビューを表示させます。ここにアニメーションを追加していきます。

画像9「Animator Controller」

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Projectビューで先ほど作った「zunkoSD」を見ると,ファイルの左に「▶」マークがあるので,それをクリックしてみましょう。するとfbxが内包している中身が出てきます。その中にアニメーションデータが入っているのですね。画像9のようにAnimator Controllerビューにドラッグアンドドロップしてください。最初に置いたアニメーションがデフォルトアニメーションとなり,最初に再生されるアニメーションになります。

最後に,Hierarchyビューにドラッグアンドドロップした「zunkoSD」を選択し,Inspectorビューの「Animator」「Controller」のところに「ZunkoController」をドラッグアンドドロップします。

画像10「Animator Controllerのアサイン」

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これで準備が整いました。プレイボタン(画面中央上の?)を押して再生してみましょう。動き出しましたか?

秋山:踊りましたねー

仮面:うむ。まあざっとこんな感じだ

著者プロフィール

伊藤周(いとうまこと)

株式会社セガでアーケードゲーム「頭文字D」「ガンダムカードビルダー」やモバイルゲーム「三国志コンクエスト」を開発。その後Unity Technologies Japan合同会社に転職し、Unityエバンジェリストとして今に至る。最近はOculus Riftに執心中で、個人(@warapuri)としてOculus Rift用立体機動ゲーム「Titan」を開発。