Unity仮面が教える! ラクしてゲームを作るためのAssetStore超活用術

Track.3 MikuMikuDanceを使って「爆破から逃げろクマちゃんゲーム」を作ろう! ~「MMD4Mecanim」「Exploder」「Toon Explosion Volume 1」編

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爆発Asset「Exploder」

秋山:じゃあ,この前のクマの交通安全ゲームみたいにいっちょ作ってみましょうよ

仮面:あれはヒドかったなあ

秋山:ヒドいですねえ

仮面:お前の企画だろうが!

秋山:まあまあ。またあんな感じのゲームを考えてみますよ

仮面:うむ……(若干不安だが……)

(しばしネタ出し)

秋山:はい,じゃあ今回は「爆破から逃げろクマちゃんゲーム」で行きましょう

仮面:はあ……いいのか?

秋山:とりあえず「爆発」が欲しいですね

仮面:それならいいAssetがあるぞ

画像11「Exploder」

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「Exploder」というAssetStoreアイテムは,爆発等でオブジェクトが粉々になる表現をしてくれるツールです。普通に作ろうとすると,粉々になったオブジェクトを用意しなくてはいけませんが,このアセットを使えば,粉々になるエフェクトをとても簡単に作ることができます。

秋山:へぇー! これスゴイですね! バラバラになるんですか!

仮面:そうだ。爆発後のオブジェクトを用意する必要なく,簡単にバラバラになる

秋山:じゃあ,いっちょクマちゃんを……

仮面:やっぱりそうなるよなあ……

「Exploder」の設定方法を簡単です。

  1. 爆発させる(例:爆弾)オブジェクトにExploderObjectをドラッグアンドドロップ
  2. 粉々になる側(例:クマ,箱)のタグを「Exploder」にする
  3. 実行時に,Explode関数を呼ぶと爆発する

するとこんな感じに爆発します。

画像12「クマ爆発」

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仮面:こ,これは……

秋山:あー,これは……

仮面:このAssetは便利だと思うが,これはちょっとNGだろう?

秋山:ダメですねえ,残酷すぎますよ。ちょっと仮面さんヒドいです

仮面:ちょっ……!オレ……!?

秋山:第二回の感じに戻しましょう。

仮面:アレもアレでヒドいと思うが……

第二回でぐったりクマにする方法覚えていますか? 今回もその手法を使って爆発後のクマの動きを付けましょう。

秋山:爆発の絵もかわいい感じにしたいですね

仮面:ならば,こういったAsset もあるぞ

画像13「Toon Explosion Volume 1」

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漫画調の爆発エフェクトです。20個ほど音源付きのPrefabがあるので,それを置くだけで爆発表現ができます。

秋山:あー,これならポップで可愛い感じしますね。

仮面:そうだな。他にもAsset Storeで「Explosion」⁠爆発)と検索すればたくさん出てくるぞ

秋山:へえー,爆発ひとつとってもイロイロあるんですね。

仮面:そうだな。爆発サウンドもあれば,さっきの「Exploder」みたいなライブラリみたいなものもある。

秋山:あとそれと,ステージも必要ですよね?

仮面:お,そうだなアキヤマ。わかってきたな。ステージは第二回と同じ「Mecanim Example Scene」を使おう。これには歩行アニメーションも入っているので,それをそのまま使おう。

秋山:あるものは使う,ですね

仮面:そうだ!「ラクしてゲーム作るための」連載だからな!

完成したゲーム

以下のサイトで完成した交通安全ゲームが遊べます。

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◎遊び方:方向キーで移動,スペース(または攻撃ボタン)で爆弾を置きます。クマを爆風で飛ばせば残りタイムが増えます。爆弾は複数個置けますが,ひとつ置くたびにタイムが少し減ります。タイムがゼロになったら終了です。

仮面:というわけで,こんな感じのができた

秋山:わー,またこれヒドいですねー

仮面:貴様のネタだろうが!

秋山:まあまあ。でも,これ……結構面白いですね

仮面:うむ,確かに。なかなか良い出来だ

秋山:毎回こんなの作ったらゲーム何本もできてしまいますね

仮面:時にアキヤマ。相談だが……

秋山:はい?

仮面:そのー,なんだ,次回は軽いネタでもいいか?

秋山:はあ……

仮面:毎回毎回ゲーム制作は結構キツいんだが……

秋山:なに言ってるんですかー,20分でゲーム開発できるんでしょー

仮面:だからあれは準備が!

秋山:まあ,確かに毎回ゲームはカロリー高いですしね

仮面:というわけで,次回はサクっとAsset紹介をしたいなあと……

秋山:そうですねー。まあ読者の皆さん次第じゃないですかねー

仮面:なるほど。なら,みんなの意見を,オラのTwitterアカウントに分けてくれ!

秋山:なんですか,その元気玉的なご意見募集は……

仮面:うむ。つまりだ,試してみて欲しいAssetをこのTwitterアカウントに投げてくれれば,Unity仮面がやってくれると。

秋山:まあ次回は年末ですしね。読者の皆さんもこたつに入りながら見るような感じですよね。

仮面:これは逃げではない!戦略的転戦なのだよ!

秋山:はいはい。ではそんな感じで。また次回まで,さようなら~。

著者プロフィール

伊藤周(いとうまこと)

株式会社セガでアーケードゲーム「頭文字D」「ガンダムカードビルダー」やモバイルゲーム「三国志コンクエスト」を開発。その後Unity Technologies Japan合同会社に転職し、Unityエバンジェリストとして今に至る。最近はOculus Riftに執心中で、個人(@warapuri)としてOculus Rift用立体機動ゲーム「Titan」を開発。