目次
プロローグ スリーマイル島原発の記録と記憶
- ニューヨーク発スリーマイル島行き
- スリーマイル島原発事故の際の最高責任者の判断
- コラム◆スリーマイル島(TMI)原発事故
第1章 脱原発と原子力ルネサンス
- 原発批判はどこまで結実したか
- 原発の発電量はTMI事故当時の3倍増
第2章 批判者と推進者のクロスロード
- 反原発の戦士が原子力のチャンピオンに
- 「ガイア仮説」を提唱した科学者と環境学者の新たな原子力観
第3章 原子力ルネサンス,それとも悪夢?
- アメリカ,フランス,中国,ロシア,インドの原発計画
- アメリカ:超大国が必要とする原発の数
- フランス:電力の80パーセントを原発で供給
- 中 国:2030年には86基,計画中141基の原発超大国へ
- ロシア:エネルギー資源大国のエネルギー不足
- インド:2050年には現在の100倍の原子力発電?
- 図解◆原子力発電所の概念図
第4章 スウェーデンとドイツ:脱原発はどこへ行ったか
- スウェーデンは「国民投票」で何を決めたのか?
- ドイツの「緑の党」はどこまでエネルギー政策を動かせるか?
第5章 エネルギー戦略と現実のギャップ
- 原子力回帰の最大の理由
- アメリカ,中国,ロシア&ヨーロッパのエネルギー戦略
第6章 原子炉は「第3世代」「第3プラス世代」へ
- 原子炉の進化を眺める
- 安全思想の大転換の時代に入った原子炉設計
- コラム◆ソ連型(チェルノブイリ型)の黒鉛減速炉
第7章 ウラン資源は 年分か1万年分か
- 原子炉の燃料を供給する国と必死に求める国
- ウランは売り出しと同時に言い値で完売?
エピローグ
- 日本のエネルギー戦略の行方
- 石油依存からの脱却のプロセス
- 日本を月面の「静かの海」から眺める
補遺
- アメリカの新しいエネルギー計画「宇宙太陽光発電所」まもなく出現?
- チェルノブイリ原発事故の始まり
- 原子炉燃料になぜ「濃縮ウラン」が必要か