書籍概要

Software Design 201810月号

バックナンバー一覧

発売日
更新日

概要

第1特集
GitHub徹底活用術
Pull Requestの出し方からOSSへの参加まで

Gitホスティングサービスの「GitHub」は,単にソースコードをバージョン管理しておくためのWebサービスではありません。多人数によるソフトウェア開発を強力にサポートするプラットフォームです。

本特集では「チーム開発」に主眼を置き,GitHubの,おもにWeb UIから使える機能を紹介します。リポジトリの作り方,チーム開発に必須の機能であるPull RequestとIssue,プロジェクト管理に便利なOrganizationやProject機能を学び,企業・組織でのソフトウェア開発をパワーアップしましょう。また,世界規模のチーム開発とも言える「オープンソースプロジェクト」に参加するべく,GitHubを使った貢献の方法と公開の方法も身に付けましょう。

第2特集
Unixをもっとうまく操作したい!
ターミナルマルチプレクサを活用していますか?

エンジニアにとって,もっとも大事な道具はサーバと接続して使うターミナル(端末)エミュレータです。単一の画面でターミナルを使用するのは,サーバなどの運用管理技術の第一歩と言えます。しかしさまざまなITシステムの複雑化に伴い,システムごとにターミナルを接続して使うことが多くなりました。その際に端末画面を多重化することが必要になりました。それがターミナルマルチプレクサの存在意義です。

本特集では,代表的なtmuxを取り上げ,その動作原理をじっくり解説したあと,インストール,基本操作,画面操作のコツ,そして応用的な使い方として複数ユーザでの画面共有まで紹介します。日頃の業務改善の手がかりとして,ぜひ利用・活用ください。

一般記事
[特別企画]量子コンピュータ〈超〉入門
【前編】量子力学と量子計算について知る

各国で開発が進む「量子コンピュータ」。名前だけでも耳にされた方は多いのではないでしょうか? 本特別企画では量子コンピュータのしくみ,業界の最新動向を前後編で追います。前編では,量子コンピュータがどのような物理現象と理論のもとで動作し,どのようなメリットがあるのかといった基本事項について解説します。

一般記事
[特別企画]Jenkins X+クラウドで快適CI/CD
【3】AKSをオートスケールさせよう

本特別企画では,仮想環境で開発にマッチした技術体系としてJenkins Xの導入を図り,数回にわたって環境構築を詳説します。

最終回となる第3回は,実際にAzure上でJenkins Xを稼働させてみましょう。AKS(Azure Kubernetes Service)を使用し,Jenkinsを詳細に設定していきます。後半はCluster Autoscalerのデプロイをとおしてリソースの管理,スケールアウト・インの様子を解説します。

目次

第1特集
GitHub徹底活用術
Pull Requestの出し方からOSSへの参加まで

  • 第1章:GitHubを始めよう
    Web UIから手軽にバージョン管理
    …… 松浦 隼人
  • 第2章:Pull RequestとIssueを使いこなそう
    コミュニケーションを促す機能とGitHub Flow
    …… 鈴木 順子
  • 第3章:チームの開発効率をさらに高める機能
    プロジェクト管理もCIもGitHubを中心に
    …… 鈴木 順子
  • 第4章:GitHub API入門
    REST APIで自動化のしくみを作る
    …… 松浦 隼人
  • 第5章:GitHubでOSSを始めよう
    貢献のしかたと公開のしかた
    …… 松浦 隼人
  • App.:GitHub PagesでWebページを作成してみよう
    プロジェクトのサイトも楽々作れる
    …… 鈴木 順子

第2特集
Unixをもっとうまく操作したい!
ターミナルマルチプレクサを活用していますか?

  • 第1章リモート作業の命綱のしくみ
    ターミナルマルチプレクサを使ってみよう
    ……Piro/結城 洋志
  • 第2章アタッチとデタッチ,画面構成を自在に操る
    tmuxの便利なところと使いどころ
    ……小林 巧
  • 第3章tmuxをもっと工夫して使ってみませんか?
    もしかして私たち,画面共有している?
    ……伊藤 俊一

一般記事

  • [特別企画]量子コンピュータ〈超〉入門
    【前編】量子力学と量子計算について知る
    …… 宇津木 健
  • 【最終回】[特別企画]Jenkins X+クラウドで快適CI/CD
    【3】AKSをオートスケールさせよう
    …… 藤田 稜

Test Report

  • NETGEAR ReadyNASと10G Switchで作る社内ストレージ環境
    【2】メタルとソフトの関係,ncで上限ベンチマーク
    …… 後藤 大地

連載

  • ITエンジニア必須の最新用語解説
    【118】WebAuthn……杉山 貴章
  • digital gadget
    【238】ボードゲームとプログラミング……安藤 幸央
  • 結城浩の再発見の発想法
    【65】木構造……結城 浩
  • [試して理解]Linuxのしくみ
    【6】プログラムの起動するしくみ……武内 覚
  • 宮原徹のオープンソース放浪記
    【32】すがやみつる先生の講演に京都の夏が燃えた!……宮原 徹
  • 平林万能IT技術研究所
    【5】地球のどこでも「この瞬間に街を流れる風」を可視化せよ!……平林 純
  • ひみつのLinux通信
    【56】ゴミ箱……くつなりょうすけ
  • 【新連載】Visual Studio Code快適生活
    【1】今からでも覚えておきたい,充実機能でMarkdownを書こう!……職業「戸倉彩」
  • scikit-learnで学ぶ機械学習アルゴリズム
    【6】ガウス混合モデル(GMM)によるクラスタリング……清水 琢也
  • 徹底解説コンピュータサイエンス
    【2】アナログ計算機~長さの足し算でかけ算を行う計算尺~……速水 祐
  • Androidで広がるエンジニアの愉しみ
    【28】既存アプリのKotlin化戦略(前編)……重村 浩二
  • Vimの細道
    【33】歴史からみるVim script……mattn
  • シェル芸人からの挑戦状
    【14】バイナリの処理(その2)……山田 泰宏,田代 勝也,青木 裕哉,eban,中村 壮一,上田 隆一
  • 書いて覚えるSwift入門
    【41】Swiftyなデータ処理……小飼 弾
  • セキュリティ実践の基本定石
    【58】DNSへの攻撃を回避する術はあるか……すずきひろのぶ
  • 【新連載】あなたの知らないファイルシステムの世界
    【1】ファイルシステムとは何か?……青田 直大
  • Debian Hot Topics
    【59】台湾開催のDebConf18をレポート……やまねひでき
  • Ubuntu Monthly Report
    【101】Ubuntu Server独自機能10選……あわしろいくや
  • Monthly News from jus
    【84】平成生まれのためのUNIX&IT歴史講座,始まる……法林 浩之
  • Unixコマンドライン探検隊
    【30】スマート(にしてね)クロックの制作(その1)……中島 雅弘
  • Hack For Japan+Code for Japan~あなたのスキルは社会に役立つ
    【82】ソーシャル・テクノロジー・オフィサー創出プロジェクト……三本 裕子

サポート

ダウンロード

(2018年9月18日更新)

P.107 連載「scikit-learnで学ぶ機械学習アルゴリズム」

記事で紹介したガウス混合モデル(GMM)によるクラスタリングの機械学習を試すためのサンプルコードを以下からダウンロードできます。ダウンロードファイル「GMM.zip」は圧縮ファイルです。解凍したうえでご利用ください。

圧縮ファイル内の「GMM.ipynb」をGoogle Colaboratoryにアップロードすることで機械学習を試せます。Google Colaboratoryへのアップロード方法は,圧縮ファイル内の「Readme.txt」を参照してください。

ダウンロード
サンプルコード(GMM.zip)

P.162 連載「Unixコマンドライン探検隊」

記事で使用しているサンプルコードが以下からダウンロードできます。ダウンロードファイル「sd10-unix30-sample.zip」は圧縮ファイルです。解凍したうえでご利用ください。詳細については,記事をご覧ください。

なお,このサンプルは学習・実験用を目的としております。オリジナルの著作は著者に帰属しますが,読者が断りなく任意に利用・改変することができることとします。

ダウンロード
サンプルコード(sd10-unix30-sample.zip)

免責:本サンプルを使用することによって,使用者が受けたあらゆる不利益に対して,原著者および技術評論社はその責任を負いません。

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(2018年9月28日最終更新)

P.83 左段上から20行目(「量子コンピュータ〈超〉入門[前編]」)

『確率』と『位相』」を教えてくれる情報
『確率』と『位相』を教えてくれる情報

閉じかっこ(」)が不要でした。


(以下2018年9月25日更新)

P.87 左段上から1行目(「量子コンピュータ〈超〉入門[前編]」)

光は1980年代までは波だと思われていました。一方、電子は1980年代までは粒子だと思われていました。しかし1990年代になって量子力学が誕生するとともに
光は1800年代までは波だと思われていました。一方、電子は1800年代までは粒子だと思われていました。しかし1900年代になって量子力学が誕生するとともに、

(以下2018年9月19日更新)

P.164 囲み記事 下から5行目(「Unixコマンドライン探検隊」)

ambigous
ambiguous

P.167 本文 左段 上から4行目(「Unixコマンドライン探検隊」)

anbigous
ambiguous

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