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2013年11月第1週Nexus 5とAndroid 4.4、登場!

突然の登場でした!

今週の話題と言えば、間違いなくNexus 5とAndroid 4.4になるはずです。

米国時間で10月31日に発表されたので、なんとか10月中に発表したという格好になります。また、登場を首を長くして待ったNexus 5は、発表前から端末の画像がリークされており、新鮮味には欠けましたが、リーク画像どおりの端末が登場して、Google Playで即日発売開始となっています。

Google Playで発売になったNexus 5
Google Playで発売になったNexus 5

ハイエンドCPUを搭載したNexus 5

端末製造は、LGが担当しています。

端末のサイズは、69.17×137.84×8.59ミリで、重さは130グラムです。

簡単にスペックを触れると、ディスプレイは、4.95インチのIPS液晶で、フルHD(1920x1080ドット)の解像度です。CPUは、Snapdragon 800 2.3GHzを搭載しています。内蔵メモリは2GBで、ストレージは16GBと32GBが選択できます。光学式手ぶれ補正機能が付いた背面カメラが、8MP、前面カメラは、1.3MPとなっています。

通信機能は、Wi-Fiは.11 a/b/g/n/acに対応、NFC、Bluetooth 4.0を搭載しています。LTEは、バンド1/3/5/7/8/20のLTEに対応し、NTTドコモの2.1GHz/1.8GHz、auの2.1GHz、ソフトバンクの2.1GHz帯で使用が可能です。3Gは、WCDMAに対応しています。

Nexus 5は、平均的な端末に見えますが、搭載されているCPU(Snapdragon 800)の性能は、2013年モデルのNexus 7に搭載されているCPU(Snapdragon S4 Pro)より、最大で75%も向上しているハイエンドCPUです。Nexusシリーズに、高性能なCPUが早々と搭載されるのは珍しいので、ここだけでもGoogleとLGの力の入れようがうかがえます。

デザインはスクエアで、2013年モデルのNexus 7と共通点があるように見えます。製造担当のLGらしさは、どこにも見られません。価格帯が違うので、単純な比較は乱暴かもしれませんが、iPhone 5sやXperia Z1の美しさと比較すると、一歩ゆずる感はあります。

すでに販売開始!

Nexus 5は、Google Playで販売が始まっています。

価格は、16GBモデルが3万9,800円、32GBモデルが4万4,800円です。原稿執筆時点では、土日および祝日を除いて、1~2日以内に倉庫から発送するとなっているいるので、在庫は潤沢なようです。カラーは、ブラックとホワイトの2色展開です。Nexusシリーズで、ブラック以外が展開されるのは、今回が初めてになります。

他、イー・モバイルからNexus 5 EM10Lとして、11月中旬に発売する予定です。発売されるこの端末は、Google Playで販売される端末と同様で、Googleが実施するアップデートを受けられるとしています。

Android 4.4 KitKatも正式発表

Nexus 5と同時に、Android 4.4 "KitKat"が正式発表されました。

一部では、64ビット対応への噂がありましたが、触れられていないので、見送られているようです。また、前回取り上げたFlexyCoreの技術もどう活かされているかなど、現時点では分かりませんが、おいおい判明してくるはずです。

Andorid 4.4 "KitKat"を説明する日本語ビデオ

Android 4.4の一番の特徴は、システムのプットプリントが小さくなり、搭載メモリが512MBのエントリークラスでも動作するとされています。アプリの実行にDavlivk仮想マシンを使うAndroid OSは、これを使わないOSと比較して、必要なメモリ容量が大きくなる傾向にあるので、必要メモリが少なくなっているのであれば、エンジニアたちは良い仕事をしたと言えます。

いまだAndroid 2.3がメインで使われている市場では、最新のOSが使えるのは福音となるはずです。また、時間はかかるでしょうが、OSの断片化も解消されていくはずなので、開発者にとっても福音となるバージョンです。

他、Googleクラウドプリントなどに対応する、プリントフレームワークやオンラインストレージとローカルストレージをシームレスに扱えるストレージフレームワークの追加などが、アプリ開発者にとって目新し部分です。特に、ストレージフレームワークは、クラウド上にあるファイルを開くアプリを開発する場合、サービスごとに独自の実装が必要でしたが、このフレームワークを使えば、さまざまなサービスに対応したアプリを開発できます。

早く触ってみたい!

新機能の開発よりも、今回のように基礎部分を向上させる開発のほうが手間暇がかかります。その手間暇を惜しまず、ここでOSの熟成に時間をかけたのは、この先のAndroid 5.0で大胆な改革があるためかもしれません。

ともあれ、Android 4.4が搭載された実機を触っていないので、早くその機会も持ち、開発に関わったエンジニア達の仕事ぶりを実感したいものです。

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