Androidアプリのリスクを知ることができる「secroid」
secroidは、ネットエージェント株式会社が運営するウェブサイトで、Androidアプリのセキュリティリスクを知れます。
Playストアに公開されているアプリでも、ユーザ情報を収集するものがあります。これが、ユーザの利便性のために使われているのであれば、利益になりますが、悪意を持って利用されているのであれば不利益となります。secroidは、こうした可能性を把握するサイトです。
リスクレベルは、DANGER、HIGH、MID、LOW、SAFEの五段階に分けられています。
DANGERは、悪意のあるアプリや禁止動作を行うアプリです。HIGHは、連絡先情報の読み取りを行う可能性、電話をかける、SMSを送信するアプリです。MIDは、アカウント情報の利用や内部コマンドの実行、ハードウエアを利用するアプリです。LOWは、GPSによる位置情報の取得や広告の表示、課金機能を持つアプリです。最後のSAFEは、インターネットを利用しないアプリです。
DANGERが設定されているアプリは、利用を避けるとして、DANGER以外のレベルが設定されているアプリのインストールは、アプリの説明や開発元、プライバシーポリシー、収集されている情報を確認した上で、アプリをインストールする・しないが判断できます。
たとえば、ファイル管理ツールとして人気の「ESファイルエクスプローラー」が端末内の情報を収集して、外部サーバーへ送信している疑いがあると話題になっています。
secroidでESファイルエクスプローラーのリスクを確認すると、リスクレベルが「HIGH」となっています。いくつかのリスクが上げられていますが、ここで気になるのは、ユーザ認識情報を外部に送信しているカテゴリーです。Android_ID、IMEI、Wi-FiのMACアドレスが中国の企業Baiduに送信されていることが確認できます。
secroidの結果をどう取るかは利用者次第ですが、ESファイルエクスプローラーを開発するES APP GroupとBaiduの関係は不明瞭です。送信元のBaiduは、Simejiで入力ログをユーザに無断で送信していることで話題になったので、気になる方は利用を控えた方が良いかもしれません。
9月1日から国内の飛行機離着陸時でもスマホやタブレットを使用可能に
国土交通省が、9月1日より航空機内での電子機器の使用制限を一部緩和すると発表しました。
飛行機の離着陸時には、スマホやタブレットを含め電子機器は電源を切る必要がありましたが、9月1日から条件付きで電源を切ることなく使えるようになります。
運行路線が限られていますが、JALやスカイマークなどで機内インターネット接続サービスが始まっています。現在は、水平飛行に入ってから利用できるので、国内線であれば使える時間が限られていました。9月1日からは、席に着いてから機内Wi-Fiサービスに接続して、目的地に到着するまで作業ができるようになるというワケです。Bluetooth通信も制限の対象となっていましたが、これも一部緩和の対象となります。たとえば、スマートウォッチはケータイとBluetoothで接続しているので、両方の電源を切る必要がありましたが、これからは電源を切らずに乗り込めます。
機内で電子機器が利用しやすくなれば、コンセントの拡充やPCが操作しやすいテーブルが付くなど、いま以上にPCが利用しやすい環境が整っていくはずです。
Moto 360がいよいよ登場か?大量のリーク写真が登場
丸いディスプレイのAndroid Wear「Moto 360」のリーク写真がAndroidWorld.itに大量に掲載されています。
リーク写真の中には、腕に付けているものもあります。
これを見るとMoto 360が相当大きな時計に見えます。近年は、ビッグケースの腕時計が当たり前になっていますが、LG G Watchしかり腕が細い方にとっては、使いづらい腕時計になるかもしれません。
また、LG G WatchとMoto 360を並べている写真もあります。
LG G Watchのデザインが全くダメとは言いませんが、丸いケースで腕時計らしいデザインになるだけでも受ける印象が随分違います。
他、Google I/Oでは、撮影禁止だった裏面の写真もあります。端子がないので無線充電のようです。クレイドルに置いた写真もありますが、これが結構な大きさなので、Moto 360を出張に持ち出すのは苦労しそうです。また、バンドは交換ができるのかわかりませんが、写真を見る限りは面倒そうな造りです。買うのであれば、メタルバンドのほうでしょうか。
今週は、この辺りで。また、来週。