これからのスマートウォッチは、3G通信/通話が必須?
SamsungとLGから3G通信/通話が可能なスマートウォッチが登場します。
Samsungの「Samsung Gear S」は、スマートフォンとの連携機能だけではなく、3G通信/通話機能を備えており、スマートフォンと連携しない時もメールの読み書きや音声通話、ナビ、SNS通知が受けられるのが特徴です。これは、Android WearではなくTizen OSを搭載した端末です。
Gear Sは、日本ではauから登場することが決まっています。価格はアナウンスされていませんが、Gear 2 Neoが2万7,000円前後であったことを考えると、3万円を超える価格で登場する考えられます。auから登場するのは3G通信機能がないWi-Fiモデルで、一番のウリであるスマートフォンなしの部分は試すことができません。
LGもSamsungの後を追うように、3G通信機能を持ったスマートウォッチを開発中であることが、FCCの認証資料からわかっています。
LGから発表があったワケではなく、FCCの資料に「Smart Watch + CDMA」との記載があることから、3G通信機能を持つのではないかと推測されています。搭載OSなどは分かっていませんが、LGはSamsungのようにOSを持たないので、Android Wearが搭載される可能性も考えられます。現状のAndroid Wearには、3G通信機能がないので、今後のアップデートで対応するのかもしれません。登場時期も不明ですが、推測が正しければ少し先の登場となるはずです。
LGの端末デザインはわかりませんが、Samsungの端末は腕時計というよりはリストバンドに近いデザインです。さまざまな価格レンジの製品があり、嗜好品としての側面が強く、操作面積が多く取れない腕時計は、新しいトライアルがしずらいのかもしれません。スマートウォッチ登場以前も腕時計に、新たな価値を付加する試みが行われましたが、定着することなく現在に至っているので、情報端末の側面が強いウェアラブル端末は、操作面が大きく取れるリストバンドが主流になるかもしれません。
最新のAndroid Wear端末「SmartWatch 3」は、11月下旬発売
Android Wearは、Bluetoothイヤフォン経由での音楽再生機能とGPSを使ったフィットネスデータの取得が可能になるアップデートの予告を行っています。こうした新機能をすべてが堪能できるAndroid Wearが「ソニー SmartWatch 3」で、11月下旬から発売開始とアナウンスされました。価格は2万5,000円前後になると予想されています。
SmartWatch 3は、ソニーモバイルの「Lifelog」が対応することを表明しています。Lifelogは、同社のSmartBand向けで日々の活動データを記録・管理できるアプリです。SmartWatch 3の登場と同時に、Android Wearに最適化されたアプリが登場します。これでは、Android Wearの新機能であるGPSを使った位置情報の記録にも対応します。
Lifelogは、Webサービスとしても提供されることが公式ブログを通じてアナウンスされています。
Lifelog: open API and web interface launching globally | Sony Smartphones
Lifelogは、Webサービスとして展開すると同時に、APIを公開するとアナウンスしています。アプリ開発者は、Lifelogで取得されたデータを使い、独自分析を行うようなアプリを開発することが可能になります。現在は、ベータ段階で数ヵ月後には一般公開される予定です。
Android Lは、11月に登場?
筆者もそのひとりですが、ユーザインターフェースが刷新される「Android L」の登場を心待ちにしている方も多いはずです。Googleからは登場時期のアナウンスがありませんが、ANDROID AUTHORITYによれば、11月1日にリリースされるとしています。
この日付が嘘か本当かはわかりませんが、近く登場してくることは間違いなさそうです。リリース日を書いたエントリでは、10月中旬に新しいNexusシリーズが登場するとも書かれています。あと、数週間です。楽しみに待つことにしましょう。
今週は、このあたりで。また来週。