NokiaがAndroidタブレットで表舞台に復帰
Nokiaは、携帯電話事業をMicrosoftに売却したころから、表舞台で姿を見ることがなくなりました。Nokiaブランドの携帯電話も消えつつあり、Windows Phoneを搭載したLumiaも11月10日に発表された「Lumia 535」からMicrosoftブランドに切り替わっています。Nokiaは、もうモバイル分野に姿を見せないのかと思われましたが、そうではなくNokiaブランドのタブレットをリリースして、表舞台に復帰します。
Android陣営に頼れるメーカが追加されます
Nokia Announces N1 Android Tablet | Nokia
リリースされるのは、Androidタブレットの「Nokia N1」です。
登場時期は2015年の早い段階で、価格は250ドル程度、中国での販売を予定しています。端末のスペックは、詳しく公開されていませんが、画面サイズは7.9インチ、CPUに2.4GHzのIntel Atomクアッドコアプロセッサを搭載、OSはAndroid 5.0 Lollipopです。
Nokia N1のデザインは、秀逸なNokiaデザインを継承して登場するものかと思えば、iPad Airそっくりのデザインで残念でなりません。
Nokiaの端末デザインは、情報機器や工業製品らしさを払拭するためか、絶妙な色使いや端末のエッジを柔らかくラウンドさせるなど人間味を感じました。使い込むと自然になじんでいく「なるほどなぁ」と関心させられることが多くありました。こうした面もNokia製品の魅力のひとつでもあったワケですが、Nokia N1を見る限りは失われているようにも見えます。しかし、使ってみないと評価できない部分もあるので、仕上がりが気になる端末です。
auのFirefox OS端末がいよいよ現実のものに!
auは、Firefox OS搭載のハイエンド・スマートフォンの発表会を12月に開催する予定としています。デザインにもこだわっていると言われる端末は、LG製である可能性がFCCのWebサイトに掲載された情報から分かってきました。
また、ポータルサイトもオープンしており、登場までの期待感をあおっています。
他、開発者向け端末として販売された『Flame』には、日本語入力ソフトウェアが付属しておらず、後日公開となっていました。『 iWnn IME for Firefox OS』がgithubでサンプル公開されています。ちなみに、動作するのはFlameのみで、筆者が所有しているKeonでは、ソフトキーボードは表示されるものの、変換エンジンが上手く動作しないのか使えませんでした。
田中社長が「出す」と宣言してから時間がかかりますが、端末情報などもチラホラではじめて、日本語入力ソフトウェアもサンプル版ながら登場して、日本でもようやく現実の物となろうとしています。auが本当にやりたいことを、この端末でどう実現しているのか気になるところです。
Gorillaガラスが「4」に進化
Androidスマートフォンやタブレットに採用されているコーニングの強化ガラス「ゴリラガラス」の新作「Gorillaガラス4」が発表されました。
Gorillaガラス3と比較すると強度が二倍に向上しており、Gorillaガラス4を採用した機器を1mの高さから落下されても10台中8台は、ガラスが割れることなかったという試験結果を公開しています。また、厚みもGorillaガラス3から25%薄くなりました。
最近発売されたiPad Air2は、液晶面からタッチセンサー、そしてガラス面まで一体化しており、ガラス面のすぐ下に情報が表示され、直接、手で触って操作している感覚がより強くなりました。Gorillaガラス4の薄型化は、これをさらに加速させることになるはずです。
今週は、このあたりで。また、来週。