Android Weekly Topics

2017年8月第2週Android O、8月中旬に正式リリースか

「Android O」が8月中旬にも正式リリースか

8月3日、Phone Arenaは、Androidの次期バージョンのAndroid Oが、8月中旬には正式リリースされる見込みと伝えています。

Android Oは、7月末にRC版(出荷候補版)をリリースしており正式リリース目前で、このニュースが当たれば、晩夏とされていたリリース予定を守ったことになります。ただ、この時期の日本は夏休みで、メディア露出が減る可能性があるので公式ブログは要注目です。

また、⁠Oreo」⁠Oatmeal Cookie」⁠Octopus」と、さまざま出ている名称もどれが採用されるのか正式リリースと合わせて注目していきましょう。

Playストアの検索アルゴリズムを変更

8月3日、Googleは、Playストアの検索アルゴリズムを変更して、検索結果にアプリの品質を反映させたとAndroid Developers Blogで公表しました。

Googleのいうアプリの品質とは、アプリの安定性を指しており、同じカテゴリーでも頻繁にクラッシュするアプリの検索順位は、安定性の高いアプリよりも下がります。これは、Google Play Consoleの「Android Vitals」で確認できるANRとクラッシュのレポートデータを利用して重み付けをしている可能性があります。

検索結果への重み付けは、行き過ぎると検索自体が価値のないものになりますが、今回の場合は、Playストアでの評価がアプリの安定性とリンクすることを根拠としており現実を反映しています。よい機会なので、アプリ開発者は、Google Play ConsoleのAndroid Vitalsのレポート結果を再確認して、自身のアプリがどのような状況か確認することをオススメします。

アプリの安定性は、工学的なアプローチで誰にでも品質改善できるという点では、分かりやすい評価軸で重み付けのデータとして使うのは適切と考えられます。

Fitbitから年末にはスマートウォッチが登場

BloombergがAppleが次期Apple WatchにLTEモデムを追加して、年末には発売する予定と報道して話題になっていますが、Fitbitは、スマートウォッチを年末までにリリースすると決算報告の場でCEOが明らかにしました。

Fitbitのスマートウォッチは、フィットネスデータの収集だけではなく、GPSの搭載、防水機能、数日間のバッテリー駆動が可能で、マルチプラットホームになるとされています。ただ、8月3日に発表されたSTRATEGY ANALYTICSの調査では、ウェアラブルデバイスは腕時計のように、ローエンドとハイエンドの二極化が進んでいるとまとめています。

Fitbitは、PebbleとVector Watchのスマートウォッチメーカを買収しています。 前者はカジュアルなスマートウォッチ、後者はファッショナブルなスマートウォッチを主としていました。いまの二分化した市場に、ローエンドはPebble、ハイエンドはVector Watchで対応するつもりで買収したのであれば、手持ちの駒としては十分過ぎるともいます。

ウェアラブルデバイスは陰りが見えたと言われ始めましたが、価格さえ安ければ売れるといったデータもあります。年末に向けて新たな動きがあるので、注目して見ていく必要があります。

今週は、このあたりで、また来週。

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