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2017年11月第3週AirDrop風の「Files Go」機能差の最後のピースを埋めるか?

AirDrop風の「Files Go」は機能差の最後のピースを埋めるか?

iOSにあってAndroidにない機能の1つに、端末間で手軽にファイルを交換する仕組みが挙げられます。

iOSには、手軽にファイル交換ができるAirDropがありますが、Androidではサードベンダが似たアプリをリリースしていました。このような状況の中、本家のGoogleからAirDropに似た「Files Go」がPlayストアに公開されました。

ファイル交換であれば、メールやクラウドストレージを使えば良いのでは?と考える方もいると思います。しかし、ネットを使わない端末間でファイル交換は、メールアドレスやSNSのアカウントを教え合う必要もなく、今やネットを経由したり公開するのはリスクとも考えられるので、近くにいる者に限りファイル交換ができるのはメリットとも言えます。

Files Goは、Bluetoothの圏内にいる相手とファイル交換をします。

Bluetoothだと、端末に搭載されているバージョンの違いで転送速度に差が出て、使用感に違いが出る可能性があります。また、OSレベルでサポートされている機能ではないので、AirDropのようにファイル受信時にダイアログが表示されるのではなく、受信者側はアプリを起動してファイルを受け取る必要があります。まだ、使い勝手に関してはAirDropのほうが上手です。

Files Goの登場で、AndroidとiOSの機能差の最後のピースが埋まりました。

動作対象はAndroid 5.0以上です。2017年10月のプラットフォーム別調査では、Android 5.0(APIレベル21)以上が77.7%となっているので、Files Goが使えないユーザは少ないはずです。現在はベータリリースですが、正式リリースは12月とされているので楽しみです。欲をいえば、Android同士だけではなく、PCやiOSともファイル交換ができれば、より使いやすくなりそうです。

Razerからゲーミングスマホ「Razer Phone」が登場

少し古い情報ですが、ゲーミングPCや周辺機器で知られるRazerが、Androidを搭載したスマホ「Razer Phone」を発表しました。

Razer Phoneの特徴は、最大リフレッシュレートが120Hzの5.7インチ(1440×2560px)のIGZOディスプレイを搭載しているところです。iPad Proも120Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイを搭載しています。筆者は、店頭でiPad Proを触ってみましたが、普通に使う限りは違いが感じられませんでした。しかし、ゲームなどでは高リフレッシュレートの効果が顕著のようで動きが滑らかに感じるようです。ゲームに特化したRazer Phoneには、うってつけです。

映像だけではなく音響にもこだわっており、上下の太いベゼルにはDolby ATMOSスピーカを内蔵しておりステレオスピーカになっています。もう1つ、USB Type-Cに対応したヘッドフォンアダプタは、映画館や家庭用AV再生機器のクオリティをチェックするTHXの認証を取得しています。

端末スペックは、Snapdragon 835、8GBメモリ、64GBストレージ、microSDXCスロット、無線LAN(.11 a/b/g/n/ac), Bluetooth 4.2、NFC、背面カメラは広角12MP f1.75、望遠13MP f2.6、フロントカメラは8MP f2.0です。バッテリ容量は4000mAh、重さは197gです。

端末は、買収したNextbitのRobinを黒くしたようなデザインです。もしかすると、Nextbitが次期端末として開発していたものをRazerブランドでリリースしたのかもしれません。今回の端末には、お家芸の光りものは搭載されていません。たとえば、端末の上下やディスプレイフレームが通知を受けるたびに七色に光る機能でもあれば、スマホでも光物のジャンルが確立しそうな予感がします。

Google製のキーボード「Gboard」が日本語入力に対応

Google製の多言語キーボード「Gboard」が日本語入力に対応しました。

日本語入力に対応したのはv6.7以降のベータ版で、Playストアアプリからベータリクエストをすることで、日本語入力に対応したv6.7がダウンロードできます。先行してiOS版が日本語入力に対応したので、Androidユーザーはモヤモヤした気持ちにさせられましたが、これでスッキリした気持ちでGboardが使えます。

今週は、このあたりで、また来週。

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