Essential Phoneを楽天モバイルとIIJmioが取り使い開始
Andy Rubin氏が設立したEssential社のスマートフォン「Essential Phone PH-1」が楽天モバイルとIIJmioから販売されました。
Essential Phoneは、マニアの間では国内バンドに対応し、技適も取得しているので、国内で使える唯一のAndroid 9.0端末として知られていました。これまでは、Essential社の直販かAmazon.comなどの海外ECサイトからしか入手できませんでしたが、これで買いやすくなりました。
Essential Phoneは去年発売された端末なので、CPUはSnapdragon 835、RAMは4Gバイトと最新端末と比較すると見劣りする部分がありますが、チタンフレームと背面パネルにセラミックが採用されており、iPhoneコンプレックスを感じない端末です。また、全面ディスプレイを実現するためにノッチを採用した元祖のスマホでもあります。
Essential Phoneの技適取得が報じられたのは今年の3月なので、国内発売までに7カ月程度の時間がかかりました。このため、最新スペックの端末ではなくなりましたが、その分だけ価格は安くて一括払いであれば、楽天モバイルが4万9,800円(税別)、IIJmioが4万6,000円(税別)の設定になっています。
どのメーカも日本市場は二の次で、寂しい思いをすることが多くなりましたが、選択肢が増えるのは良いことです。
Pixel 3シリーズは10月9日に発表か?日本発売か?
Googleは、10月9日にニューヨークで行う製品発表イベント「Made by Google」の招待メールを主要メディアに送付したとThe Vergeが報じています。
発表会のタイミングは昨年と変わらず、iPhone発表の後です。
この発表会では、Googleが独自開発したPixel 3とPixel 3XLの発表が予想されています。昨年の9月に、HTCから11億ドルで開発チームを買収して後、はじめての端末となるので、Android 9との統合度合いがどの程度なのか気になります。
また、新しい端末の登場を示唆する「Coming Soon」ティザーサイトも用意されました。このサイトのソースをみると、metaタグに「Googleから、とっておきのお知らせを間もなくお届けします。お楽しみに!」と書かれており、Googleらしい演出がされています。
また、このサイトが用意されたことで、Pixel 3シリーズが日本市場に投入されるのではと噂されています。この根拠がサイトのサブドメインです。この最後にjpと付いており、これが日本向けの発表があるのではないかという推測の根拠になっています。噂どおり、Pixel 3シリーズが日本で発売されれば、王道の端末でアプリ開発が行えるので、開発者にとっては悲願が達成したことになります。
Androidの利用率がiPhoneを上回る
MMD研究所が「2018年8月 モバイルデバイスシェア調査」の結果を発表して、Androidの利用率がiPhoneを上回っていることが分かりました。
日本では、iPhoneの人気で利用率が高いと認識でした。AppleがSuicaに対応するのもこうした理由が上げられていました。MMD研究所の調査結果では、Androidが40.1%でiPhoneが35.2%となっています。Androidは、格安SIMとのセットで販売されるので、これが要因だと見られていますが、年代別だと10代女性は、いまだiPhoneの利用率が高く72.5%となっており、どの世代でもAndroid利用率がiPhoneを上回ったわけではありません。
もうひとつ興味深い調査結果が出ています。いわゆるガラケーを利用しているのが18.1%となっていることです。今年になってから、ガラケーを対象としたサービスが立て続けに終了しているのは、こうした背景があるためかもしれません。サービスの提供側は、どこかで見切りを付ける必要があるのは意識していると思いますが、ここ2年くらいが良いタイミングなのかもしれません。
今週は、このあたりで、また来週。