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2020年8月第2週ようやくPixel 4aが登場、Pixel 4は終了へ

ようやくPixel 4aが登場、Pixel 4は終了へ

Googleの新型スマートフォン「Pixel 4a」が発売になりました。華々しい発表会は行われていません。

価格は4万2,900円、8月14日に予約の受付開始で8月20日発売です。

キャリアでは、ソフトバンクが取り扱うことを発表しており、Google PlayストアからはSIMフリー端末が購入できます。また、年内には5Gネットワークに対応したPixel 4aの発売が予定されています。

端末スペックを見ていくと、ディスプレイはパンチホール付きの5.8インチ(2,340×1,080ピクセル)SoCはSnapdragon 730、メモリは6GB、ストレージは128GB、カメラは背面・前面ともにシングルで、背面は12.2MP、前面は8MPです。背面には指紋認証センサを搭載します。付属のUSB-C 18Wアダプターを使うと急速充電ができます。 端末サイズは、144.0ミリ×69.4ミリ×8.2ミリで重さは143gです。手に余る大型端末があたりまえになる中で、手に納まるサイズの端末は貴重な存在です。

Pixel 3aから変わったところ

Pixel 3aからPixel 4aの変化を見ていきます。

まず、SoCがSnapdragon 670からSnapdragon 730にアップグレードされています。メモリも4GBから6GBに、ストレージも64GBから128GBにアップグレードされています。他、ディスプレイのガラスにGorilla Glass 3が使われています。

端末価格は、4万9,500円から4万2,900円になり6,600円安くなっています。コロナ禍で、収入減となった人も多い中での発売なので、戦略的な価格設定がされています。

日本語版のPixel 4aには、引き続きFeliCaが搭載されます。

新型コロナウィルス感染防止対策として、非接触決済の利用が増えたので外せません。Pixel 4aではeSIMが使えます。eSIMは「海外へ行った時に物理SIMを購入しなくて良いので便利」が最も分かりやすい利用シーンでしたが、現在のコロナ禍では海外へ行くこともないので、FeliCaと比較すると意味の無いものになってしまいました。

ミッドレンジ端末ではお馴染みの3.5ミリオーディオジャックは、Pixel 4aでも削除されることなく健在です。しかし、センサ類ではActive Edgeが削除されています。よって、端末の下半分をグッと握りしめて、Googleアシスタントを起動する使い方ができなくなります。

カラーバリエーションはJust Blackのみです。

風変わりなネーミングは健在ですが、Pixel 3aではClearly White、Just Black、Purple-ishの3色展開でした。また、画面サイズのバリエーションもありません。これもPixel 3aでは無印が5.6インチ、XLが6インチでした。

防水機能とワイヤレス充電機能が非搭載なのもPixel 3aから変わりありませんが、どちらもあればなお良いと言った程度の機能です。

コンセプトはPixel 4aでも変わらず

AIを使ったカメラが引き続き搭載されており、誰でも気軽に綺麗な写真が撮れるケータイの面目は保たれています。Android 10を搭載しますが、Googleが3年間のアップデートを約束しているので安心して使い続けられます。

ハードウェアは、時流に合わせてアップデートされていますが、カメラ以外は特筆するところがない端末ともみれます。しかし、Pixel 3aでウケた「Pixelシリーズのエッセンスを幅広いユーザーに体験してもらう」のコンセプトがそのまま継承されているのと、欠点の少ない仕上がりなので、多くの人が不満なく使える端末です。先の読めない時代に入ったので、いまスマートフォンを買い換える必要があるなら、Pixel 4aを購入して節約するのが賢い選択です。

Pixel 4はひっそりとフェードアウト

ハイエンドのPixel 4とPixel 4XLは、在庫がなくなり次第終了するとThe Vergeが報じています。

Pixel 4/4 XLは、昨年の10月発売なので1年を待たずに販売終了です。

これの販売台数は、2020年第1四半期までで200万台と言われており、販売数は奮わなかったと評価されています。後継モデルは、2020年後半に提供予定と発表されているので、年内にはPixel 5が発売されることになります。

今週は、このあたりで、また来週。

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