Android Weekly Topics

2021年9月第1週iPad一強は終了、選択肢の増えたAndroidタブレット達

筆者は「オススメのタブレットは何か?」聞かれれば、迷いなく「iPad」と答えていました。

Androidタブレットは、Googleがタブレットを撤退した頃から徐々に選択肢が減っていましたが、巣ごもり需要でタブレットの需要が高まり、Androidを扱うメーカが力を入れた結果、今秋はタブレットの選択肢がぐんと増えることになりました。

こうしたタブレットは、メディア消費だけでなく生産性向上の道具としても活用できそうなので紹介していきます。

買いやすい「Amazon Fire HD 10シリーズ」

Fireタブレットシリーズといえば、Amazonのサービスを快適に利用するタブレットという側面がアピールされています。

シリーズ中のFire HD 10 Plusは、4GBメモリを搭載しておりハードな使い方もカバーします。これには、専用のキーボード付きカバーが用意されています。これとタブレットを組み合わせたエッセンシャルセットは、Microsoft 365 Personal 1年分のライセンスとともに販売されており、生産性向上のためのタブレットとしてアピールしています。

Playストアが使えず、Amazonのアプリストアなのは変わらずですが、ただ、2万円を切る価格から購入できるので、用途がはっきりしていて割り切れるのであればオススメの端末です。

バンランスが良い「Lenovo Yoga Tab 11シリーズ」

Yoga Tab 11シリーズは、ドルビービジョン対応の11インチのディスプレイ(2,000×1,200)とドルビー・アトモス対応のJBLスピーカーを4個搭載します。

他、Googleアシスタントを搭載しており、使っていない時はスマートディスプレイとしても活用できます。

メディア消費に特化したタブレットですが十分な性能があり、Yogaシリーズの特徴でもあるキックスタンドは、ディスプレイを立てた状態(スタンドモード)で自立できるので、キーボードとマウスを組み合わせて生産性向上の道具として活用できます。

周辺機器は、4096レベルの筆圧感知と傾き検知機能を持つペンが用意されていますが、専用キーボードは用意されていません。Androidなので、Bluetooth接続のキーボードとマウスが使えますが、どうせなら「ThinkPad トラックポイント キーボード II」と組み合わせて使うのが良いかもしれません。

Yoga Tab 11は、4GBメモリ/128GBストレージと8GBメモリ/256GBストレージのモデルが存在します。他、13インチディスプレイ搭載の「Lenovo Yoga Tab 13」は、外部ディスプレイとして使えるのでサブディスプレイとしても活用できます。

期待のハイエンド「Xiaomi Mi Pad 5シリーズ」

Mi Pad 5は、Xiaomiの最新タブレットで、8月10日から中国でMi Pad 5とMi Pad 5 Proが発売になりました。

国内販売はアナウンスされていませんが、専用スタイラスペンのラベル図に日本の技適マークが付いていることから発売が期待されています。

Mi Pad 5シリーズは、Mi Pad 5がSnapdragon 860、Mi Pad 5 Proが Snapdragon 870を搭載するハイエンドタブレットです。Androidはハイエンドタブレットの選択肢が少なくて、手に入るものではSamsung Galaxy Tab Sシリーズくらいなので、Mi Pad 5シリーズが登場したことで選択肢が増えました。

ともに、搭載ディスプレイは、11インチ(2,560×1,600⁠⁠、HDR10、ドルビー・ビジョン、True Tone対応、リフレッシュレートは120Hzです。また、搭載スピーカは、Mi Pad 5が4基、Mi Pad 5 Proが8基でドルビー・アトモスに対応します。

周辺機器は専用スタイラスペンだけでなく、カバーを兼ねたキーボードも用意されています。このキーボードは、専用コネクタで接続されるようなので、ここから給電も行われるはずです。

iPad Proにも引けをとらないスペックですが、価格は3.4万円からとエントリーモデルのiPadと同等です。先のSamsung Galaxy Tab Sシリーズは足元にも及びません。この価格で登場すれば、日本のAndroidのタブレット市場を席巻しそうな予感です。

今週は、このあたりで、また来週。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧