スマホは、Pixel 6 ProとiPhone 12 Proの2台持ちを続けていました。
それぞれに魅力があるのが2台持ちを続ける理由ですが、2021年の年の瀬にiPhone 12 Proを手放して、2022年からはPixel 6 Proのみになりました。今回は、どうしてPixel 6 Proだけになったかの理由をご紹介します。
写真の撮り方を変えた
Pixel 6 Proを使うようになり、写真の撮り方が変わったのが使い続けたい一番の理由です。
写真に写り込んで欲しくないものがあるときは、対象にスマホを向けた状態で、シャッターチャンスを待つのがあたりまえというか基本です。しかし、Pixel 6 Proを使うようになって、この撮り方が変わりました。
たとえば、人が途切れづらいフォトスポットの場合、まずは撮影して「消しゴムマジック」で写り込んだ人が上手く消せるか確認します。この結果に納得ができれば撮影終了、納得できなければ、シャッターチャンスを待つ使い方をしています。
消しゴムマジックは万能ではないので、対象を消せたとしても画像処理したことが一目でわかる結果になることもあります。ただ、スナップを撮る合間も、手間に感じないほど気軽に使えるのは素晴らしいことです。
ストレスを感じなくなくなった
これまでのAndroidは、アニメーションのもたつきや操作に対する僅かな遅れに小さなストレスを感じながら使っていました。これが蓄積されて何処かのタイミングで爆発し「やっぱりダメ」となり、常用まで行かないのが毎回のパターンでした。(開発者設定で、アニメーションをオフにする方法もありますが……)しかし、Android 12では、こうしたストレスを感じなくなりました。
Android 12の滑らかに動作するアニメーションは、気持ち良くて見ていて楽しいです。また、操作に対する反応速度にも違和感がなくなり、ストレスを感じることがなくなりました。また、UIパーツのデザインがタッチ操作し易いように大ぶりになり、シンプルで認識しやすいデザインに変更されているのも気持ちよく使えるようになりました。また、壁紙からキーカラーを抽出する仕組みも、色目の統一感の無さに心地悪さを感じていたUIに、一本筋を通したので好感を持っています。
コネクタ統一されて断捨離できるはずが……
iPad Proも愛用しており、これの充電はUSB-Cです。iPhoneはLightningだったので、出先での充電のために複数種のケーブル持ち運んでいました。これだと量が増して取り回しが地味に面倒で、30cmの短いケーブルや巻き取り式のケーブルをを試してみたり、はては、無線充電対応のモバイルバッテリーも試してみましたが、ベストな結果が得られませんでした。
複数種のケーブルを持ち運ぶことはなくなりましたが、スマホとタブレットでは使いたいケーブルの長さが違い、Pixel 6 Pro用には取り回ししやすい短いケーブル、iPod Pro用にはコンセントが離れていても充電できるように長いケーブルを持ち運んでいます。ケーブルの本数はこれまでと変わりがない状態で断捨離は進みませんでした。
不自由になったところもある
Pixel 6 Proを使い始めたとは言え、iPad ProやMacを使っておりAppleエコノミーの中にあるので、不自由になったと感じる部分もあります。
たとえば、AirDropです。
撮影した写真や動画をMacに転送するために使っていましたが、使えなくなりました。これのAndroid版は「Nearby Share」ですが、いまのところはAndroid端末同士でしか使えません。
CES 2022に合わせて、Googleはプラットフォームをまたぐ連携機能の強化計画を発表しました。対象としてChrome OSやWindowsは含まれていますが、Macは蚊帳の外なのでサードベンダーに頼るしかありません。
筆者は「AnDrop」を使っています。これは、AndroidからmacOSへの一方向のサポートですが、AirDropと同じように手軽に使えるところが気に入っています。
心地良いものを選ぶ
今どきのケータイは、目を三角にして機能を見比べても大きな違いはないので、選択肢に別の価値や軸があっても良い頃かもしれません。たとえば、筆者のように、使っていて心地よいと感じるものを選ぶ方法もあります。
筆者は、これを実践してPixel 6 Proに絞り込んでよかったと考えています。ただ、浮気症なので、iPhone 14シリーズが出てくる秋頃には、2台持ちに戻っているのかもしれません(笑)。
今週は、このあたりで、また来週。