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2022年2月第4週寝室で使うための「読書タブレット」選び(前編)

筆者は、寝る前に本を読む習慣があります。

質の高い睡眠を得るためには、良くないのかもしれませんが、ここ数年は読書専用のタブレットを用意して早めにベッドに入り、部屋の灯りを消して読書をしています。眠くなると枕元に置いたままにしています。

読書タブレットは、2017年発売のAmazon Fire HD 10(第7世代)を使っていました。枕で押しつぶしたり床に落としても壊れることがなく、造りの堅牢さには感心しましたが、年々レスポンスに不満を感じることが多くなり、そろそろ買い替えたい欲求が高まってきました。

ということで、新しい端末を検討し始めました。

11世代目のFire HD 10を検討してみるが……

これまで使っていたFire HD 10は、日本未発売の専用充電スタンドと組み合わせて使っていました。これは、充電中はAlexaがShowモードで起動して切り替わるので、スマートディスプレイとして運用できます。我が家のバーチャルアシスタントはAlexaで統一しているので、この運用がとても気に入っていました。

ということで最初に白羽の矢が立ったのは、最新世代(11世代目)のFire HD 10です。これは、幸いなことにワイヤレス充電スタンドが発表されています。これで端末を充電している時は、Showモードに切り替わるので、これまでと変わらない運用ができます。

しかし、購入を検討したときは、Amazonでは在庫切れで購入できません。

レビューを読むと「充電できない」と問題を報告する内容が並んでいるので、製品になんらかの問題があったのかもしれません。しばらく様子を見ていましたが、在庫が復活する気配もないので、Fire HD 10 Plusとワイヤレス充電スタンドの組み合わせは諦めることにしました。

Fire HD 8 Plus用のワイヤレス充電スタンドは継続販売されているので、す。この組み合わせを選ぶこともできます。ただ、漫画を読むのに8インチのディスプレイは少し小さいので選択肢から外しました。

偶然が見つけたタブレット

出鼻を挫かれ買い替えたい欲求が収まっているときに、何気にレノボのサイトを見ていると「Smart Tab M10 FHD Plus with Amazon Alexa」を発見して、買い替えたい気持ちが再燃してきます。

このタブレットはスピーカ搭載の専用ドックが同梱されており、このドックにタブレットを置くとShowモードに切り替わります。ドックには、3Wスピーカ×3とマイクロフォン×3が搭載されているので、タブレットのディスプレイと組み合わせることでスマートディスプレイとして使えます。

主要スペックも触れておくと、SoCはHelio P20T、メモリ4Gバイト、ストレージ64Gバイト、ディスプレイは10.3インチ(1,920×1,200ドット⁠⁠、バッテリー容量は5000mAh、スピーカーは2個搭載でドルビーアトモスに対応します。本体サイズは、244.2mm(W)×153.3mm(D)×8.15mm(H⁠⁠。重さは約460gです。

Smart Tab M10 FHD Plusは、Googleモバイルサービスに対応しているので、買って来た状態でPlayストアからアプリをダウンロードして使えるのもメリットです。Fire HD 10では、ごにょごにょすれば使えますが気持ちの良いものではありません。

気になったのは価格

「Smart Tab M10 FHD Plus with Amazon Alexa」であれば、Fire HD 10と専用充電スタンドの組み合わせと同じ運用ができます。

申し分ない製品ですが、引っかかったのは価格です。レノボ公式の販売価格は¥36,863(原稿執筆時点)です。最初に候補として挙げていた、Fire HD 10 Plus(1万8,980円)とワイヤレス充電スタンド(5,980円)の組み合わせは2万4,960円です。1万円以上も高価です。

レノボ公式ではなく、Amazonの販売価格も確認してみます。価格推移がチェックできるブラウザ拡張「Keepa」をインストールして3ヵ月間の推移を確認してみると、ときどき2.4万円台に下がることがあります。

ものは試しと、トラッキング条件を2.4万円以下に設定してトラッキングを開始しました。すると、1週間も経たないうちに2万3,932円に価格が下がることがあり、この機会を逃さず購入して晴れてオーナーとなりました。

今週は、このあたりで、また来週。

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