気になるガジェットは、3食を1食に減らしても試してみたい性分なんですが、Chromebookは使い込んだことがありません。
コンセプトや技術はおもしろそうなので、ものは試しと古いPCにChromium OSをインストールしたこともありましたが、道具としてみると競合の選択肢よりも魅力を感じなかったのが使わない理由です。
それでも今回Chromebookを使ってみようと思うキッカケとなったのは、格安で「Lenovo IdeaPad Flex 360 Chromebook」を入手できたからです。
入手したのは未開封のキャンセル品で価格は2.2万円です。通常品は3万9,424円で販売されているので、2万円台で購入できたのは幸運でした。購入先は、レノボ公式のアウトレットショップです。ここには、時々、掘り出し物があるようです。
出鼻をくじかれるが、素早いサポートに感心する
Chromebookは、はじめて手にするので到着を心待ちにし、到着後も早る気持ちを抑えながら初期セットアップを進めました。
使い始めは勝手がわからず戸惑っていたので、少し後で気づいたのですが、バッテリが認識されておらず、ACアダプタを接続していないと使えません。はじめてのChromebookで初期不良を引き当てた自分は、我ながら強運の持ち主と感心しつつ、これでは使い物にならないのでレノボのサポートに連絡します。
サポートページで端末シリアルを入力して検索すると、電話やWebチャット、eメールでサポートを受けられることが確認できます。
深夜だったので電話サポートは時間外です。翌日の時間内に電話することも考えられますがバタバタで先送りになりそうなので、時間を問わないWebチャットを使ってみます。
Webチャットは、ボットから質問に回答を選んで進めていきますが、初期不良などのケースは想定されていないようで解決の糸口が掴めません。これは時間のムダでした。
結局、ベタなeメールを使うことになりました。
Webフォームを使って状況を送信すると、翌日の午前には返事がきました。メールで指示を受けた購入証明などを同日の夜に返信します。すると、翌日の午前中には、2日後の週末に引き取りの修理で話がまとまります。そして、修理された端末は翌週の水曜日には戻って来たので驚きでした。
初期不良とわかったときはガッカリした気持ちになりましたが、サポートとの一連のやりとりは、レスポンスが早く非常にスムーズで不満はありません。トラブル対応時は、的確な指示を早いサイクルで出すことが、顧客の満足を下げない重要な要素であることを実感したやりとりでした。
というわけで、購入してから1週間後にChrombookデビューを果たしました。
IdeaPad Flex 360 Chromebookとは
では、簡単にIdeaPad Flex 360 Chromebookを簡単に紹介しておきます。
外見はクラムシェルタイプのノートPCに見えますが、360度ヒンジとマルチタッチパネルを搭載した2-in-1のノートPCです。ディスプレイを回転すれば、タブレットのように使えます。
CPUはMediaTek MT8183V/AC、ディスプレイは11.6インチ(1,366バツ768ドット)IPS、マルチタッチパネル、メモリは4GバイトLPDDR、ストレージは32Gバイト、Bluetooth 4.2とWi-Fi(.11ac/a/b/g/n)を搭載します。
CPUは、ARMベースのSoCです。同じChromebookでは、Acer Chromebook Spin311やHP Chromebook 11aで採用されています。Androidタブレットでの採用例も多くあり、よく知る端末ではFire HD 10 2019年モデルに搭載されています。
性能は、PassMark Softwareのサイトで調べてみると、CPU Markが1832なのでQualcomm Snapdragon 662と同等です。Androidタブレットで考えれば過度な性能は期待できませんが、これは後ほど検証します。
入力インターフェースは、日本語配列のキーボードとタッチパッドを搭載しており、他、USB 2.0 Type-CとUSB 2.0のポートをそれぞれひとつずつ、イヤホンジャック、microSDスロットがあります。
試したいことがいくつかある
次回は、Chrome OSは、WebアプリやChromeアプリ、そして、Androidアプリと混沌としているので、これらをどう使い分けるのか検証します。また、Androidとの連携機能も強化されていて、これの使い勝手も確認します。
今週は、このあたりで、また来週。