筆者は、Pixel 6 ProとMacの組み合わせで使っています。
この組み合わせは、Pixel 6 Proが発売された2021年10月28日からなので8ヵ月が過ぎようとしています。
スマホがAppleのエコシステムから外れたことで、使いはじめは端末感の連携がスムーズにできないこともありましたが、試行錯誤の結果、納得のいく使い勝手が得られたのでご紹介します。同じ組み合わせを検討されている方の参考になればと思います。
ブラウザとメール、カレンダー、そしてToDo
iPhoneでは、Webブラウザは「Safari」、メールとカレンダーは標準アプリ、ToDoは「Microsoft ToDo」を使っていました。
Webブラウザは、AndroidとMacで「Google Chrome」に乗り換えました。メールとカレンダーはGoogle謹製のクライアントを使っています。これらは、GmailとGoogleカレンダーを使っていたので難なく移行ができました。Microsoft ToDoは、Wunderlistからの流れで使っていますが、Androidアプリをインストールしただけです。
パスワード管理
iPhoneでは、キーチェーンアクセスでパスワードを管理していましたが、Androidでは使えないので別方法の検討が必要になりました。
Google Chromeのパスワードマネージャーで管理することも検討しましたが、6月30日に発表された「Googleパスワードマネジャー」のように、AndroidとGoogle Chromeで統一されたUIもなく、使い勝手も素っ気ないものだったので選択肢から外しました。
Staying safe online with our updated Google Password Manager
パスワード管理は1Passwordを選びました。
これは、iOSとMacでパスワード管理ができるアプリでしたが、現在はマルチプラットフォームで使えて、AndroidとMacの組み合わせでもパスワードの管理ができます。
家族、ビジネス、チームのためのパスワード管理ツール | 1Password
1Passwordは、各種ブラウザのアドオンが用意されているので、パスワード入力や新規アカウント作成のシーンも難なく入力できます。
パスワード管理だけなく、クレジットカードの番号やアプリのライセンスコードなどが一緒に管理できるところも気に入っています。
写真と動画の転送
写真や動画撮影が目的でPixel 6 Proに換えたので、これが一番の工夫のしどころでした。iPhoneではAirDropで転送していましたが、AndroidではGoogleフォトの同期機能を使っています。
Googleフォトは、同期の遅さが指摘されますが筆者の環境では遅いと感じることはなく、撮影してから少し間を空けてサイトにアクセスすれば、同期が完了しており、Macで欲しい写真や動画を選択してダウンロードしています。
Googleフォトは、アカウントのストレージ容量を使うので、転送用に使うにはある程度の空きが必要になりますが、過去の蓄積があって筆者のアカウントは17GBの容量があるので、写真や動画の転送用途であれば十分です。
ピンポイントでの転送
特定の写真や動画をピンポイントで転送する時は「AnDrop」を使います。
これはAndroid版のAirDropのようなもので、転送対象をフォトアプリで選択して、共有メニューからAnDropを選んでMacに転送します。複数ファイルが転送できるのと、わかりやすい使い勝手で誰にでもおすすめできます。
androp - Google Play の Android アプリ
AirDropと違うのは、双方向の転送ではなくAndroidからMacへの一方向の転送です。ただ、筆者はこの用途なかりなので不自由はありません。
動画もファイルサイズが数百MB程度であれば、AnDropで済みます。しかし、ファイルサイズが1GB近くなると、転送に凄く時間がかかるか転送が中断されてしまいます。
こうした場合は「Android File Transfer」を使います。
Android File Transfer
これは、古くからあるAndroidとMacをケーブル接続で使うファイル転送アプリです。
アプリを起動すると、ファイルブラウザでディレクトリを追いかけて、必要なファイルを探し出してMacに転送します。古めかしい使い勝手で、いまどきな感はありませんが、ケーブル接続は短時間で確実に転送できます。
今週は、このあたりで、また来週。