新進気鋭のスタートアップの
ワクワクを与える?販売方法
phone (1)は、以下の流れで予約販売という形が取られました。
- Step 1:6月27日までに限定予約発売イベントに登録
- Step 2:メールでアクセスコードが送付
- Step 3:6月28日にアクセスコードを使いNothing Tシャツを購入
(先着限定100点) - Step 4:Tシャツ購入者を対象にphone (1)の限定予約販売の招待コードを送付
- Step 5:7月13日 正午12時から販売開始
GQのインタビュー記事で、NothingのCEOカール・
確かにその通りです。スマホを買う時は、スペックをざっとは確認をしますが、いまどきはこれ以上のことをせず、なにかの期待を持って購入することも無くなりました。どちらかと言えば、あまり手間をかけることなく購入するものになりました。
Nothingが取った購入方法は、日用品になりつつあるスマホを買うのに、5ステップを踏む必要があります。GQの記事で、CEOのカール・
筆者は、ear (1)を愛用していることもあり、先着限定100点のTシャツ争奪戦に参戦して運良く購入できました。よって、Nothing phone (1)も購入予定です。
このために先のステップを踏んでいますが、Tシャツ購入前は、アクセスコードはいつ届くのだろうか?
こうなると、他のスマホを買うのが退屈にも感じるようになりそうで、Nothingの策略にまんまとハマったひとりとも言えそうです。
デザイン言語は「Technical Warmth」
Nothingは奇抜な販売方法だけでありません。
先で取り上げたGQの記事では、Nothingはアイデンティを確率し、自身の物作りのアプローチや方法を表現して、伝えるするために
直訳すると
いまのスマホは、ものが持つ機能に基づいてデザインされています。
ソフトウェアもこうしたデザインが多いので、ハード・
多くの人が、あたりまえにスマートフォンを使うようになり、これはまだ続くはずです。だからこそ、人と機械が接点は合理的な考えだけでなく、人間味を感じことができて、使うたびにニンマリさせる端末があっても良いはずです。Apple ComputerだったころのMacintoshには、こうした部分がありましたが、もう失われてしまったのでNothingの物作りに期待をしています。
新たな風となるか
発表前なので、端末スペックは多くを触れません。
SoCは、Snapdragon 778Gが搭載され、ディスプレイ内に指紋認識センサを備えて、30分で50%まで充電できることがわかっています。
phone(1)の価格は、5万円台と言われています。
たとえば、Appleは15万円以上する端末を毎年発売しています。これを悪いとまで言いませんが、さすがに度が過ぎる感もします。価格に関しても新たな流れを作ることに期待しています。
今週は、このあたりで、また来週。