ご挨拶
新年あけましておめでとうございます。こうして5年連続でLibreOfficeとOpenOffice.
昨年のLibreOfficeとApache OpenOfficeを一言で表現するのであれば,
- 注意
- 本稿で記述している日付はJSTであったりUTCであったり,
はたまたほかのタイムゾーンであったりするため, 最大で1日程度の差があることをご了承ください。また, 多数リンクがありますが, 中にはご覧になっている時点でリンク切れのものもあるかもしれません。あらかじめご了承ください。そのほか, 行き交うメールの量が膨大すぎて全部に目を通せないため, 見落としているものもあるかもしれません。何かお気づきの点があればコメントいただけますと幸いです。
2014年のLibreOffice
まずはLibreOfficeから見ていきます。
リリース状況
予定どおりであったりなかったりするものの,
リリース日 | バージョン |
---|---|
1月30日 | 4. |
2月11日 | 4. |
2月20日 | 4. |
3月13日 | 4. |
4月10日 | 4. |
4月29日 | 4. |
5月8日 | 4. |
6月20日 | 4. |
7月30日 | 4. |
8月5日 | 4. |
8月28日 | 4. |
9月25日 | 4. |
10月31日 | 4. |
10月31日 | 4. |
11月14日 | 4. |
12月12日 | 4. |
12月18日 | 4. |
一昨年が15回のリリース,
ほかにも特徴的なことが2つありました。その1つが4.
もう1つ特徴的なのは4.
例外はあるものの
- ※1
-
正確には4.
2でも行われていましたが, スケジュールにより余裕を持って, 複数回行われるようになりました。 - ※2
- HTMLになるとタブが消えるので極めて読みにくいですが。
- ※3
-
本稿が公開されたタイミングがまさにこの例外の時期で,
新バージョン (今だと4. 4) のリリース直前は現行バージョン (4. 3) しかリリースしません。前のバージョン (4. 2) はすでにサポートが終了しています。
開発状況
最新の開発状況はLibreOffice 4.
2月には解決したバグが15,000件を超えたという報告とがありました。現在は20,000件を超えたようで,
WindowsでLibreOfficeをビルドしたことがある方はよくご存知だと思いますが
LibreOfficeの開発者になるためにはメーリングリストにライセンス
開発状況については,
- ※4
- そんな人はほとんどいないのはわかっていますが……。
- ※5
-
これまで公開されていたExpressでは,
Windows版LibreOfficeのすべての機能をビルドすることはできませんでした。そのようなFLOSSアプリケーションはいくつかあります (VirtualBoxなど)。そもそも全くビルドできないものもあります (Mozcなど)。例で挙げたものがこのバージョンでビルドできるかはまた別の話ですが, LibreOfficeはできるはずです。
Document Liberation Project
Document Liberation Projectが開始されました。このプロジェクトの趣旨を一言で表現するのに,
ただし,
- ※6
- もちろん中身を読むともっとよくわかります。
- ※7
- 筆者はこのようなソフトがあったことすら知りませんでした。クラリスワークスはWindowsで使用していましたが。
日本での動き
日本でのコミュニティ活動も活発に行われていますが,
メーリングリストに参加するとイベント情報を知ることもできますので,
www.
- ※8
- もちろん筆者のことです。
- ※9
- 個人的には英語でバグ報告できる人がもっと増えたらいいなと思っています。