ドイツの宰相ビスマルクの有名な台詞に曰く:
愚者は経験に学び,
しかし,
愚者は経験を活かさず,
といったあたりが妥当ではないでしょうか。
前回までの解説は,
ソフトウェアパターンにおける失敗「考古」学
よくあるつまずき
デザインパターン
その一方で,
特に,
というものが多いように思われます。
彼らの話を聞いてみると,
パターン定義において,
しかしそれでは,
「パターンを適用しない」状況を考えてみる
ソフトウェアパターンの定義には,
言い換えるなら,
たとえば,
- 再利用性の低下
- GUI 部品のような,
本来汎用性を求められる要素は, 表示対象となるデータオブジェクトを固定した場合, 他の表示対象への適用が難しくなるため, 再利用性が著しく低下してしまいます。 - 表現形式選択の制限
- 表示を行うGUI部品と,
表示対象となるデータモデルの関係が固定的になっている場合, 任意の表現形式 (例:棒グラフ・ 円グラフ・ 折れ線グラフ) を選択したり, 単一の表示対象データモデルに対して複数の表現形式を関連付けたりといった, 表現形式選択の自由度を制限してしまいます。
このような失敗事例は,