Xperia arc SO-01Cが発売になりました
WMC 2011でも話題だった、ソニー・エリクソンのXperia arc SO-01Cが発売になりました。販売店では、すでに在庫がなく入荷分はすべて予約で完売しているとのことなので、滑り出しは好調のようです。最新OSのAndroid 2.3を搭載していることも魅力ですが、やはり、iPhoneコンプレックスを感じさせないデザインが魅力ではないかと思います。また、端末のデザインにもヒケを取らないくらい、ソフトのUIが作り込まれているのも特徴です。好き・嫌いはあるにしても、Androidケータイの中で最も広範囲にカスタマイズされている端末ですし独特の雰囲気を持っています。
終わりなきプレイヤー探し
さて、この連載で何度か触れていますが、筆者はお風呂でポッドキャストを聞くのを楽しみの1つにしています。REGZA Phoneを購入する前は、iPhone 4をジップロックに放りこんでお風呂に持ち込んでいました。また、ポッドキャストは、iTunesで管理しており、iPhone 4で聴取し終えた番組は、iTunesと同期を行うと再生済みとしてマークされるので、同じポッドキャストを何度も聴いてしまうことがなく、非常に気持ちよく使えていました。
こうした環境の中に防水機能に大きな期待を寄せて、REGZA Phoneを買い加えました。
REGZA Phoneの防水機能は期待したとおりで、お風呂に持ち込んでもほとんど気を遣わなくて良いのですが、肝腎のポッドキャストを聴取する環境がAndroidケータイではiPhone 4とiTunesのベストデュオには到底及ばない状況でした。それでも、なんとか理想の環境に近づくことができないと、本連載の第15回でご紹介したdoubleTwistとdoubleTwist Playerを試してみたり、本連載の前身でもある「Googleケータイ、世に現る」の第31回で取り上げた、老舗の同期ソフトThe Missing Sync for Androidを試してみました。いずれも、iTunesにあるポッドキャストをREGZA Phoneと同期して聴取したいというシンプルな要求に応えてくれるようなものではなく、ベストデュオの快適さには及びませんでした。
iTunesとの同期を諦める
いまだiTunesとREGZA Phoneを同期をして、ポッドキャストを手軽に楽しめる環境を探し当てていません。iPhone 4とジップロックに戻る方法もありますが、iPhone 4の故障の原因にならないかと不安がつきまといますし、せっかくのREGZA Phoneが宝の持ち腐れになります。と言うことで、これまでとは違うアプローチでポッドキャストを楽しむことができないか考えてみました。
筆者は、手持ちのMac miniに、The Little App Factoryが開発しているRivetというDLNAサーバソフトをインストールして、自宅のリビングにあるXbox 360から、Apple TVさながら音楽や映像、写真などを楽しんでいます。この環境では音楽を楽しめているわけで、お風呂でもWi-Fiは入るので、これを上手く使えないと考えたわけです。
幸いなことに、Rivetの音楽共有は、iTunesのライブラリを対象とすることができ、未再生のポッドキャストを共有する機能が備わっています。問題は、REGZA PhoneにDLNAクライアントです。REGZA Phoneには、DiXiM Playerがプリインストールされているので、これが使えないと試してみたのですが、ポットキャストのプレイリストを表示しようとすると「コンテンツはありません」と表示されて、残念なことにポットキャストを聴取することはできません。Androidマーケットを探し回って、UPnPlayというアプリを試したところ、上手くポッドキャストを聴取できています。このUPnPlayは、UIはイマイチなんですが、無償な上にしっかりと仕事をしてくれるので、なかなか使えるアプリなので、次回で詳しくご紹介します。
次回は、もう少し踏み込んで
今回は、概要だけのご紹介でしたが、Rivet+UPnPlayの組み合わせで、納得のいく環境が構築できています。筆者がどのように使っているか等は、次回以降で詳しくご紹介します。