Androidケータイの歩き方

第31回Androidケータイをビジネスに活用する(2)

話題作りには必須のニュースアプリ

営業職の方であれば、客先でちょっとした合間のつなぎのときに、そうでない方でも、会社で同僚との話題作りのために、Androidケータイを活用してニュースを追いかけている方も多いかと思います。

ニュースサイトをチェックするために、Webブラウザを使っている方も多いはずです。

Webブラウザでニュースをチェックする場合、更新されていないか自らサイトへアクセスして確認する必要があります。PCであれば、こうした使い方で苦になりませんが、Androidケータイでは、画面サイズ、操作環境、回線速度などの制約があり、PCのように気楽に使えるとは言えません。多くの方が同じように考えているのか、Androidケータイにはニュースをチェックするための専用アプリが多数リリースされています。ただ、数多くのあるアプリから、何を使えば良いのか判断しかねる方も多いと思うので、今回は、アプリの選び方と使い分けのコツをご紹介します。

もう少し汎用的な方法であれば、ホームページの更新情報を受信できるRSSリーダーと呼ばれるアプリを使ってニュースを収集することが考えられます。ニュースサイトの多くは、ニュースが二次利用されるのを嫌っているのか、ほとんどサイトがRSSを配信していないか、配信していてもタイトルのみと言ったケースを多いので、ニュースを追いかけるためにRSSリーダーを使うのは現実的ではありません。

どのアプリを選べば良いか?

たとえば、マーケットアプリを起動して「ニュース」をキーワードに検索すると、数多くのニュースリーダーアプリがヒットします。この中からどれを選んで良いのか悩んでしまう方も多いと思うので選び方のポイントを整理します。

まず、贔屓の新聞社があるならば、その新聞社がリリースしているアプリを選択する方法が考えられます。主要なアプリを紹介すると、毎日新聞がリリースしている「毎日新聞⁠⁠、読売新聞がリリースしている「読売ニュースリーダー」や朝日新聞がリリースされている「朝日新聞 Catchew!」などがあります。アプリによっては、ニュースをダウンロードしてケータイの電波が届かない地下でも読めるように配慮されていたり、ホーム画面でニュースが確認できるよう、ウィジェット機能を持つアプリもあります。

贔屓の新聞社はなくても、贔屓にしているポータルサイトがあるならば、そのポータルサイトがリリースしているニュースアプリを使う方法もあります。こちらも主要なアプリをご紹介すると、Yahoo! Japanがリリースしている「Yahoo!トピック⁠⁠、livedoorがリリースしている「livedoor for Android⁠⁠、Excite Japanがリリースしている「エキサイトニュース」などがあります。ポータルサイトがリリースするアプリも、新聞社がリリースするアプリと機能的に変わりありませんが、⁠livedoor for Android」のように、ポータルサイトが提供するサービスへの接続性が高いことをウリにしているアプリもあります。ポータルサイトを良く利用しているのであれば、こうしたアプリを使うのも1つの方法です。

紹介したアプリは、いずれも総合ニュースの配信ですが、特定の分野の最新ニュースは、まめにチェックしておきたいと考える方もいるはずです。たとえば、IT関連のニュースであれば、IT系のニュースサイトがリリースしているニュースリーダーアプリを使う方法が考えられます。こちらも主要なアプリをご紹介すると、ITmediaがリリースしている「ITmedia for Android⁠⁠、ITproがリリースしている「ITpro⁠⁠、japan.internet.comがリリースしている「japan.internet.com」などがあります。こうしたアプリで配信される記事は、分野に特化しているので、内容が深く掘りさげられている物があり読み応えがあります。今回は、IT分野を取り上げましたが、これ以外でも自動車やスポーツなど特定の分野に特化したニュースリーダーアプリは多く存在します。

japan.internet.comアプリの一覧画面。ニュースリーダーは、多くのアプリがリリースされている
japan.internet.comアプリの一覧画面。ニュースリーダーは、多くのアプリがリリースされている

使い分けのがベスト!

今回紹介したように、ニュースリーダーアプリは、数多くのアプリがリリースされています。この中からひとつのアプリをチョイスして、それを使い込むのも悪くありませんが、いくつかのアプリを使い分ける方法も考えられます。

たとえば、一般ニュースは、新聞社がリリースしているアプリ、IT関連のニュースは、ITニュースサイトがリリースしているアプリを使い分けるといった感じです。筆者は、一般ニュースは「毎日新聞」アプリを、IT関連ニュースは、仕事がら少し掘りさげた内容を知りたいので「japan.internet.com」アプリを使っています。この使い方で筆者の知りたいニュースは、ほぼカバーできるので満足しています。また、新聞の社説も読みたい場合は、これに加えて、前回ご紹介した「社説リーダー」を使え加えて使う方法も考えられます。

多くのアプリは、無料で提供されているので、それを上手く組み合わせて使い、ちょっとした話題作りに役立ててください。

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