DLNAサーバをMy Cloud Miniから、SONYのnasneに変更したことで、Androidタブレットの使い方に変化がありました。そのnasneを購入した動機や活用方法などをご紹介します。前回も触れましたが、使っているAndroidタブレットも「ainol Novo 7 Paladin」から「Google Nexus 7」になったので、これとの組み合わせもご紹介します。
リビングに拘束される時間を減らしたい
テレビ番組の録画は、リビングにテレビと一緒に設置したHDDレコーダを使っていました。huluやGyao!などのように、Nexus 7があれば、いつでも・どこでも映画やテレビ番組を楽しめる環境に慣れると、テレビ前に行かないと視聴できないスタイルは、煩わしく感じます。そこで、録画番組をNexus 7で観ることができないかと考えて調べてみると、SONYのnasneであれば、思い描く環境が作れそうなので、My Cloud Miniから移行を行いました。
nasneを使うまでは、PS3やPSPとの組み合わせで使うものと認識していました。調べてみるとAndroidやパソコンとの組み合わせでも使えます。Androidは、XperiaやSony Tablet、パソコンは、VAIOで使われることを想定しているようですが、利用端末やパソコンに縛りはなく、Nexus 7でも使えます。
難しくはないが面倒なセットアップ
nasneに付属しているPS3向けの「torne」を使えば、セットアップから録画・視聴まで一貫して行えるのかもしれませんが、PS3を所有していないので、Macを使ってセットアップを進めます。
nasneにアンテナとLANケーブル、ACアダプタを接続して電源を入れます。
nasneは、テレビ録画機能以外に、メディアサーバやファイルサーバ機能など複数の機能を持つので、設定は、ネットワーク設定からはじまり、メディアサーバ設定、ファイルサーバ設定、レコーダ設定など広範囲にわたります。nasneをHDDレコーダに毛が生えた程度と認識していると、面食らうかもしれません。
nasneは、セットアップ用のWeb画面を持っているので、割り当てたIPアドレスをWebブラウザーに入力して設定画面にアクセスします。nasneは、sambaサーバとしても動作するので、「nasne_home」をマウントして、index.htmlをクリックする方法もあります。難しい部分はありませんが、セットアップには手間をかけてやる必要があります。
録画予約は、Webか専用アプリで
録画予約は、SONYのWebサービス「Gガイド.テレビ王国CHAN-TORU」を使います。これを使うには、CHAN-TORUに、手元のnasneを登録する必要があります。登録作業は、セットアップ画面の[レコーダー設定]で行います。
CHAN-TORUは、Webブラウザーで使うこともできますし、専用アプリ「S-Entrance」からも使えます。番組表の確認から予約録画、そして、撮りためた番組の整理もWebブラウザか専用アプリを使います。
できることは変わらないのに、買い換えるたびに使い方を覚える必要があるリモコンを使うことなく、Webか専用アプリで、すべての操作が行えます。あまり、語られることはありませんが、nasneの大きな魅力です。
CHAN-TORUは、HTMLレンダリングエンジンに、Webkitが搭載されたWebブラウザしか対応していません。よって、Google ChromeかSafariでしか使えないので、これ以外のWebブラウザを使っている場合は注意が必要です。
このサイトをアプリ化したのが「S-Entrance」です。表示可能な情報量の違いはあれど、機能はパソコンから使う場合と変わりはありません。
録画した番組はTwonky Beamで視聴
録画番組の視聴は、「Twonky Beam」を使います。
アプリは、Google Playから入手できます。Twonky Beamは、nasneのようなセットアップはありません。アプリを起動して、スタートページで[マイメディア]をタップして、[サーバー]から「nasne」を選択します。あとは、順にフォルダーをたどっていきます。録画した番組は、ジャンルや日付ごとに整理されます。目的の番組を見つけたらタップすると、内蔵のプレイヤーを使って再生されます。
ライフスタイルが変わった
これまで、リビングのテレビの前に座るのは、録画番組を観る時くらいでした。
nasneを使うようになってからは、Nexus 7で観るようになり、リビングに束縛されている時間がさらに減りました。大袈裟かもしれませんが、nasne+Nexus 7の組み合わせは、ライフスタイルを変えたと言えます。