HTCならではの使いやすさとカスタマイズ性
HTC製のAndroidスマートフォン「HTC J ISW13HT」(以下、HTC J)の連載4回目となる今回は、使い手の仕様に変幻自在にカスタマイズができる「Personalization」について説明します。HTC Jは最新の「HTC Sense 4.0」を搭載しており、ホーム画面のカスタマイズ、テーマ、ウィジェットなどパーソナルなカスタマイズや操作感が体験できます。
HTC JはプラットフォームにAndroid 4.0を採用していますが、独自のHTC Senseによるホーム画面はAndroid 2.xに似たデザインとなっています。テーマや壁紙の設定は、「設定」から「個人設定」と進み、その個人設定内に「シーン」「スキン」「壁紙」「ロック画面」「ロック画面のショートカット」「ホーム画面」の各種設定を行うことができます。パーソナルな操作設定やカスタマイズができる機能ということで「個人設定」から設定を行うという認識で覚えておくとよいでしょう。
利用シーンに合わせたカスタマイズを一発設定
個人設定内の各種設定をそれぞれ見ていくことにしましょう。まずは「シーン」から。シーン設定では、あらかじめ用意された「au」「HTC」「ソーシャル」「ビジネス」「オフタイム」「トラベル」6つの利用シーンから、ユーザーの用途に最も適したもを選択することで、スキン、壁紙、ロック画面、ウィジェットを一発設定できる機能となっています。
たとえば、デフォルトで設定されている「au」では、auのサービスに関連したアプリのショートカットや「au Wi-Fi」のウィジェット、基本操作として利用するであろうウィジェットなどが配置されています。
シーンを「ビジネス」に変更すると、白を基調にした見やすくて落ち着いた壁紙を背景に、カレンダーや連絡先のウィジェットに加え、日本標準時とHTC Jの現在が表示される「トラベル時計」のウィジェットなどが配置されたホーム画面となります。
HTC Jを手にしたばかりで、ショートカットの配置やウィジェットの配置など操作に慣れていない場合でも、シーン設定で自分の使い方に合ったホーム画面に即座に変更できる便利な機能です。
スキンや壁紙、ウィジェットの個別設定
全部で4種類のパターンが用意されたスキンは、ホーム画面の壁紙だけでなくロック画面の壁紙も変更されます。ホーム画面の壁紙だけを個別設定する場合は、個人設定内の「壁紙」を選択し、「HTC壁紙」「ライブ壁紙」「ギャラリー」を選択して設定します。壁紙の設定はAndroid標準の場合、ホーム画面の何もないところをロングタップ(長押す)してから「壁紙」を選択しますが、HTC Jでは個人設定からの操作となるので注意しましょう。
また、ホーム画面にウィジェットを設置する際は、個人設定の「ホーム画面」から操作できますが、こちらはホーム画面の何もないところをロングタップしても操作できるようになっています。
壁紙、ロック解除画面の壁紙、ショートカットの作成、ウィジェットの設置なども個別に設定できるので、慣れてきたらどんどん自分の使いやすいようにカスタマイズしていきましょう。
なお、ロック解除画面から直接アプリを起動することができるのも特長ですが、こちらは、ホーム画面の下部にあるドックに設置された4種類のアプリが反映されるようになっています。操作としては、ホーム画面からドックのアプリを変更することで、ロック解除画面で起動させることができるアプリが好みのものに変更できます。
豊富に用意されたウィジェットはおすすめがたくさん
ウィジェットとはホーム画面に貼り付けて、自動更新した情報の表示もしくは、ホーム画面から各種操作が瞬時にできるミニアプリのことですが、HTC Jには豊富なオリジナルのウィジェットが用意されています。その中でも、HTC Sense独自の世界観で楽しむながら便利に使える「天気」「時計」「電卓」「各種スイッチング」のウィジェットはとくにおすすめしたいウィジェットです。
美しいデザインとアニメーション表示がとても魅力的なの天気ウィジェットと時計ウィジェットは、非常におすすめです。天気ウィジェットはサイズ違いやデザイン違いで3種類、時計は16種類、天気と時計を合わせた天気時計が3種類用意されています。豊富な種類から好みのウィジェットを探す楽しさと、ウィジェット自体のデザインやアニメーション表示も美しく思わず見とれてしまうほどです。
電卓ウィジェットは、電卓アプリのアイコンをタップしてわざわざ立ち上げる必要がありません。ホーム画面上ですぐに計算ができてしまうのでとても便利なのですが、それだけではなくデザイン違いで4種類も用意されています。
さらにBlutoothやGPS、マナー/サイレント、自動回転などさまざまな機能のON/OFF切替や設定が可能なスイッチングアプリもタップするとスイッチングできだけでなく、アニメーション表示も楽しむことができるのが魅力です。
このようにHTC Jに搭載されている個人設定機能やウィジェットは、豊富なだけでなく、使いやすさをしっかりサポートしながら、ハイクオリティなデザインやアニメーション表示が特長的かつ魅力的です。HTC Senseの世界観を表現した、HTC Senseの“顔”ともいえる部分で、楽しみながら自分仕様にカスタマイズできます。