電話としてもしっかり使える工夫された機能
HTC製のAndroidスマートフォン「HTC J ISW13HT」(以下、HTC J)の連載5回目となる今回は、通話機能を中心とした快適な使い心地が体感できる、ジェスチャー機能を紹介します。これまで紹介してきた機能や操作と同様に、今回紹介するジェスチャー機能もHTC Jに搭載されている最新の「HTC Sense 4.0」の一部で、進化したHTCのスマートフォンが体験できる機能となっています。
スマートフォンの利用シーンとしては、インターネット、メール、そしてFacebookやTwitterといったSNSを中心に、ゲームが好きな人はゲームアプリで楽しみ、音楽が好きな人はミュージックプレーヤーとしても楽しむことができます。
もちろんHTC Jはこれらを十分楽しめますが、従来型のケータイから買い換える際には、“電話”としてしっかり使いたいという方もいると思います。そうした方にもおすすめしたいHTC Jの通話に関わる機能をいくつか紹介していきます。
本体の動きで操作するジェスチャーコントロール
HTC Jにはジェスチャー操作で動作がコントロールできる機能が搭載されていて、とくに一度は試して欲しいと思うものが、「Flip to silence」と「Flip to speaker」です。
Flip to silenceは、マナーモードやサイレントモードではなく、着信音が鳴るように設定された状態で着信した場合、HTC Jの画面を下にして机などに置くと、着信は継続した状態で、着信音だけが消音、つまりサイレントになる機能です。
Flip to speakerは、着信した後、同じくHTC Jを裏向きに置くとスピーカーフォンになる機能です。通話中にどうしても手を開けたい時は非常に便利です。スピーカーフォンへの切り替えも瞬時に行われるので聞き逃し難い点も見逃せません。
連絡先検索もサクサク
通話利用が多い人は、必然的に連絡先(電話帳)の検索を使う頻度も高くなるでしょう。HTC Jでは登録してある連絡先の検索も簡単でスムーズにできます。電話アプリには「スマートダイヤル」機能が搭載されていて、10キーの操作で連絡先の検索ができます。
検索は文字入力のほかに音声検索にも対応しているところがポイントです。従来型のケータイから乗り換えた際、最初は戸惑いがちになる通話機能ですが、使っていくうちにだんだんと使いこなせていくのは他のスマートフォンでも同じですが、HTC Jは慣れて使えるようになるだけではなく、“効率の良い操作”ができるようになっています。
ほとんどの操作がそれほど難しい訳ではないですが、実際に操作をしていると、なんだかスマートフォンを使いこなしている!と思わせてくれる気持ちの良い操作感が得られます。
インターネットやメールはほとんど使わず電話として使いたい人はスマートフォンはいらないと思うかもしれませんが、前面フルタッチやHTC Senseによる快適操作で、HTCのスマートフォンだからこそできる便利で快適な電話操作はスマホ=インターネットだけではないことを明示してくれます。