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こんにちは,スマレジの山本です。7月1日にスマレジは「スマレジ2」へとバージョンアップしますのでご期待ください。
自社PRはさておき,前回書いたau WALLETについて,某決済代行会社の社長さんとお話する機会があり,そこで「au WALLET って,一般的な電子マネーよりすごく可能性あるよね」という話しになりました。
ここで言う「一般的な電子マネー」は,簡単にいうとSuicaやnanacoのようなものです。現金のかわりに,ICカードやおサイフケータイなどでピッとかざして支払いするやつです。
電車に乗るときなんて,皆さん便利さを実感していますよね。昔は駅で切符を買って,改札で駅員さんに消印を押してもらっていたんですから,随分便利になりました。
だけど,そんな便利な電子マネーにも欠点があるんです。それは読み取り機が必要なことです。読み取り機がないと,電子マネーは使えません。
スマレジの統計データでは,支払い方法の内訳は以下のような感じです(※)。
比率
表 決済手段の比率
※スマレジ 2013年6月~2014年5月の統計データ
現金が圧倒的に多く,つぎにクレジットカードです。だから電子マネーを普及させようとする場合,利用する人を増やすことと同時に利用できるお店も増やさないと「便利だな」と思わないんですね。
前置きが長くなりましたが,au WALLET は電子マネーだけど支払いはクレジットカードと同じ方式なので,クレジットカードが使えるお店(正確には Master Cardが使えるお店)なら利用できるんです。それが冒頭に「可能性がある」と言った理由ですね。
電子マネー
Suicaなどの交通系IC,nanaco,WAONなどの大手リテール系の電子マネーは,一般的に馴染みがあると思います。
交通系の電子マネーなら,各種交通機関で利用できますし,大手リテール系の電子マネーは,大手ショッピングセンターやコンビニなどで利用できます。だけど,スマレジの統計データにもあるように,それ以外の場所では利用できないのが実情でしょう。
デビットカード
あまり日本では馴染みがないデビットカードですが,中国では“銀聯カード”が普及しているようです。日本では,デビット機能をクレジットカード決済方式で利用できるカードが登場しており,それらはクレジットカードを使う要領で,じぶんの口座の預金から支払うため,便利です。
僕は,りそな銀行のVisaデビットというカードを使用しています。普通預金から現金を定期的に引き出しするのではなく,(Visaデビットつき)キャッシュカードでそのままお会計するため,かなり便利です。
まとめ
現実として,現金にかわる決済手段としてクレジットカードが最も普及しているのは間違いないでしょう。ですから,現時点においては 電子マネーやデビットカードも,クレジットカード決済の仕組みを利用したものは,(使えるお店が非常に多いため)便利だと感じるでしょう。
今後まだまだ現金にかわる決済手段は進化してゆくでしょう。楽しみですね。
ではまた。