自分にやさしく、他人は他人……
叫訓も本稿で40回目。スゲーな、おい。まさか、こんなに続くとは思わなかった。これからも、よろしくお願いしまっしゅ。
さて、5月に入って鬱々としている人も多いみたいですが、そんなの普通です。逆に自分はノーマルな人間だと安心すべき。
新入学、就職……などなど4月にもろもろあって、ヤル気マンマンだったけど、1ヵ月経って、アレレ何か違うな? と。
もちろん、それ以外にも様々なパターンがあるとは思いますが、5月のムードにヤラれちゃうのは動物としては当然のこと。
自分はもっとできる人間なはず! と誰もが思い、落ち込む季節。安心してください。誰も期待なんかしてませんから。
契約金数億円のプロ野球選手、SUPERルーキーだったら別だけど、まー、ボチボチで許されるんだったら甘えちゃいましょう。自分なんて、こんなもんだと。
自分にやさしくできるのは自分だけなんだから。他人のことは……見て見ぬフリで(笑)。それでも、DOにかなるもんです。
つーか、五月病にかかれる人がうらやましいッス。それだけ毎日を本気で生きているという証拠なのだから。
オイラなんか5月に突入したことすらまったく気づかなかった。五月病の因果関係にGW(ゴールデン・ウィーク)があるなんていう話も聞くけれど、GWというのが存在することすらすっかり忘れていた。
いや、これマジ話なんで……。
GWが終わって気づき、そこで落ち込んだ。だから、オイラは五月病ではない。年間通してアップ&ダウンな日々。そんなもんだ。慣れちゃいけないけど、慣れてしまった。
誰もがみんな病んでいる~~♪
1年間を通しての五月病? 不安との闘い。だって、今年47歳のバツ2だもん(笑)。しかも、フリーター。もう悩みどころしかない。快適&スッキリ。悩んでる場合じゃない。
むしろ、将来を悩みたいくらいだ。前向きな悩みは悩みではない。それは自分の中でピッカピカに輝く希望だ。
ちなみに、5月ということなんで、自分の五月病症状をチェックしてみた。すると、これが見事に100点満点、10,000点! おかしいなあ。
アハハハハ。
まー、確かに嫌な仕事だったり、苦手な人に会う前は一口サイズのゲロ吐いてる。動悸、めまい、耳鳴り、ヤな汗……そんなの24時間、365日だ。
緊張する仕事の前など、手足の痺れや震えなんてハンパない。
楽しいはずのライブ前も実はかなり心のケアが必要。神経質になり過ぎて、ステージに上がりたくないと思うときさえある……って、これ良くないな。だけど、正直なところ。
だから、五月病で悩んでる人が特別ではないという話なのよ。かつて、島田紳助さんもテレビの収録前には薬を飲んでると某番組で話してた(お元気ですか?)。誰もがそんなにハートが強いわけではない。
それを五月病のせいにしちゃ5月に失礼だ。やる気が起きない、ってか?
そんなの小学生のころからだ。嫌いな算数や理科の時間前は下痢が止まらなかった。
適応障害? アハハ。そんなもん、気にしてたら生きていけない。でも、深刻な病気(?)であるのもわかる。
そう、病気チック。それが証拠に「五月病にかかっちゃったんで、休ませてください」と会社に連絡したら、「わかった。もう来なくていいから。クビね」と言われること必至。診断書に五月病はない。
文章を書く効能について
マジメな人間ほど陥る五月病。何度も言うけどオイラは五月病ではなく1月、2月……12月病。でも、どうにか生きている。
五月病のことを考えていたら、ふと思い出したことがある。
大川興業の総裁が言ってた。現代社会で働いているほとんどの人間が精神病患者だ、と。そういった人間がそれに気づかず、仕事をして社会をまわしているんだと。
確かに、一緒に仕事をしている人間や打ち合わせなんかで会った人の中でも、結構、パンチあるな~と思う人はいる。ま、オイラに言われたくはないだろうけど。
総裁は「イノマーだってそうだよ」と言った。「でも、大丈夫。」
「何でですか?」とオイラ。
「だって、イノマーには文章があるから」と総裁は言った。「俺はね、何かこいつ問題があるなと思った奴には小説を書けって言うんだよ。文章を書けって。」
実際、ハウス加賀谷くんも総裁に小説を書けとずっと言われたと言っていた。
大川興業の阿曽山大噴火も裁判傍聴本を何冊も出している。
オイラが精神的に壊れないで生きていられるのも、文章があるからなのかもしれないと思うときがある。
文章を書くのは苦ではない。リラックスできる時間だ。自分の中でため込んでいた様々なものを吐き出すことができる。
バンドで歌詞を書くのも楽しい。生みの苦しみというよりも生みの快感。文章でストレスを解消。リフレッシュ。仕事なんだけど、癒されていることに間違いない。
ブログ、ツイッター、フェイスブック……この数年でこれだけ急速に普及したのは、精神的にやられてしまった患者もどきが世界的に増えたからなのだろう。
Webにて、職業ライターではないアマチュア・ライターが急増。しかも、それがおもしろかったりする。だから、ビックリするくらいの数字を持っている。書き手が読み手になり、読み手が書き手となり……。
そりゃ、商業雑誌は売れなくなるし、職業ライターの仕事も激減するわけだ。
それが現実。2013年5月某日。
イノマー流、五月病対策
さて、最後にオイラからの、オイラなりの五月病撃退術を伝授。
(1)[仮病を使って会社・学校をサボる]
もう、行かないと。行ったってどうにもならないなら休んでしまえばいい。オイラなんてムリヤリに入院したりした。お医者さんにお願いして診断書を捏造してもらったからね(笑)。な~んもしないでボケっと。
旅行になんか行っちゃダメ。疲れちゃうから。部屋で時間をムダ使いする。ま、3日もそんな日が続けば飽きる。飽きなかったら……会社・学校をヤメるしかない。向かないんだから。
(2)[ヘビーメタルを大音量で聴く]
大音量でヘッドフォンで聴くことをオススメします。オイラはヘビメタのファンではない。というか、人生においてほっとんど聴いたことがない。でも、ヤな仕事の最中にラジオから流れてきたヘビメタに救われたことが何度かある。スッキリ! した。小さなことで悩んでいるのがバカバカしくなった。ジェットコースター感覚? 理由はわからないけど、ヘビメタって気分転換にはバッチリだ。
(3)[悪口を4Bの鉛筆で書きまくる]
力強くね。シャーペンじゃダメ。すぐに芯が折れちゃうから。誰が憎くて、何が腹立つかを好きなだけ書いてみる。すると、いずれ書きたいことがなくなる。あれ、こんなもんか? と。でもって、書いたことを口に出して読んでみる。もちろん、目の前に相手がいるとイメージして。シミュレーションをしながら悪口を書く。しかも、口が臭いとかTシャツの脇下が黄色いとかレベルの話。そのうちに、自分で何をやってんだろう? とくだらなく思うはず。
(4)[自分より不幸な人と会う]
どん底まで落ち込んで死にたい気分になったら、自分よりも悲惨な人に会うのもいい(ひっどいこと言ってるなあ)。あ~、自分はこれくらいのことで悩んでる場合じゃないや、と思うはず。ポケットにはもう1,000円札1枚しかないと目の前が真っ暗になっていたとする。でも、相手は自動販売機の返却口からゲットした30円しかなく、住む場所もない。
そんな人間(って、ホームレスさんじゃねーか!)を前に落ち込んでいたら申し訳ないと必ず思う。でも、その立場は数年後に逆転していたりすることもあるから人生はわからないものだ(実体験)。
(5)[バカになる]
これしかない。究極はコレ。バカになるしかない。オイラの愛するバンドeastern youthも歌っている。「馬鹿になれ、楽になれ!」と。心を滾(たぎ)らせ、生き抜くしかない。バカのフリだって構わない。脳ミソはジャマだ(これはTheピーズより)。
まさに、見るまえに跳べby大江健三郎。だって、考えたって、悩んだって、落ち込んだって同じなんだもの。だったら、笑っていたほうがラクだ。暗くなっているよりも、バカになって明るく考えたほうがラッキーはやってくる。暗い顔した人間と付き合いたい(仕事したい)と思う人間はいない。
ふう。
ということで五月病をやっつける、オイラなりの処方箋でした。皆さんも是非、実践してみてください(笑)。
五月病じゃなかったのに五月病になったりしてね? てへへ。
ということで今回の叫訓↓
叫訓40
五月病なんてカン違い!
人間として当たり前の症状なのだ~!