某大手有名アパレルショップにて
暑いですね? ムシムシと。つーことで、半ズボン(今はこんな言い方しないのか?)を買いに、大手某アパレルショップへと行った。
オイラが住んでいる下北沢に数年前オープンしたU。ビックリするくらいに広く、品揃えも豊富で老若男女の買い物客で常にいっぱい。でも、圧迫感はまるでナシ。
その辺のことも計算尽くなんだろう。買い物客が歩くスペースがかなり広くなっている。大人3人くらい並列でも余裕だ。
店内をぶらりと歩きながら思った。入口近辺にはどんな商品を置いて、奥にはこんな商品を置いて、という商品配置がきちんと考えられている。これはすごい。
店側の配慮がものすごく店内に感じられる。さすがトップ企業は違うな~、と。おかげでこちらも快適に買い物をすることができる。
いや、実は恥ずかしながら、オイラ、Uに入店したのは何年かぶり。何年前だろう? もうずいぶん昔の話で忘れてしまった。
アハハ、申し訳ないッス。服はいつも決まった、中央線沿線のマニアックな個人商店で買っていたもんで。
だから、ぶっちゃけ、抵抗感があったのも事実。皆が着てる同じもの着てどうすんだよ? そんなのロックじゃねーじゃん! みたいな。大量生産に負けてたまるか、と。
ノン、ノン、ノン。まったくもって激しい思い込みだった。値段は安いし、デザインもイカしてる。つーか、オシャレだ。
欲しい商品がい~~っぱい。
誤解してた……。反省。
この世はやはり女性天国
いろいろ商品を見ていて思ったのだけれど、やっぱり、レディースのほうが可愛い服が多くて、種類も多い(考え方に個人差あります)。
オイラはチビだから女性用のMサイズがジャストサイズ。でも、中年体型のため下っ腹が……不安になりつつも、さすがに女性服売り場の試着室を使うことには抵抗がある。
サイズMという気に入った女性用の衣類を試着せずに数着買うことにした。いかにも、彼女のために買ってるんだという空気を醸し出して。オイラが着るわけじゃない。これは頼まれたから買うんだーー。
ま、もちろん、相手はそんなこと誰も気にしたりはしないわけね。
レジのスタッフさんはキビキビとした動き。早い、早い。順番待ちのストレスを一切感じさせない。社内マニュアルみたいなものが徹底しているのだろう。
気持ち良く買い物させてもらった。あら、嬉しいじゃないの。
話は飛んでしまうが、AVを借りるとき&買うときにお客さんは店員さんのことを気にしてしまうという人がいるらしいけど(こんなの観るんだ? 的な)、ご安心ください。スタッフはまったく興味ないですから。
オイラはAVショップの店員をやったことがあるけれど、それどころじゃない。お客様が何を借りようが買おうが、どうでもいい。
AVを借りたり買ったりして恥ずかしい? いやいや、貸して売ってるこっちのほうが数万倍気まずいってなもんだ。
まー、でも、このお客さんはこういう系の作品が好きくらいのことはわかっちゃたりするもんだけどね。
って、コホン。申し訳ない。また脱線です。
Uの気配りの素晴らしさに唖然
話を戻します。
某有名大手アパレルショップUで買い物をして帰宅したオイラ。試着していないので入るかしらん? と着てみることにする。
ショッパー(ショ袋? わからん。商品の入っているビニール袋!)を開けようとしてビックリした。
ショッパー上部をとめているテープが開けやすいようにと一折され、ピタっとくっついていて、はがしやすいようにされていた。
す、すげーーーー!
こんなことしてくれる店なんてほっとんどない。というか、初めてだ。もちろん、他にもあるのかもしれないけれど、オイラにとっては初体験。めちゃくちゃ感動してしまった。
レジ前には行列ができている。忙しいのは並んでいるこちらにもわかる。それなのに、この気配り……会社の方針というか、決まり事なのだろう。でも、でも、でも、スゲー。
店内で安いとか品揃えが豊富だとか喜ばせておいて、家に帰った後に感動させるなんて。
大概の店が情熱を注ぐのは買ってもらうまで。あとは買ったほうが悪いと。知らねーよ、みたいな態度の店も多い。
こっちも、まあ、買ったんだからしょうがないとあきらめることも多い。
だけど。Uは買った後にもお客さんにUってすごいと思わせるテクを使っている。そこが他社との大きな違いなんだなあ、と痛感した。
ちょっとしたことができるか否か
大袈裟な言い方の話をしてきたかもしれないけれど、オイラは本当に感動&感心した。だって、大したことじゃないのよ。ショッパーを閉じるときのセロハンテープを一折するだけのことだもの。
でも、それができている(やっている)ショップは少ない。
実際、オイラはUに行った後、某コンビニである商品を買った。「このままでいいです」、オイラは言った。
「はい、ありがとうございます」、とレジのお兄さんは言った。そして、商品にべったりとシールを貼った。店を出てすぐにシールをはがそうとしたが、なかなかはがせなかった。
一折あればすぐにはがせる話なのに……。
もう、ここで買い物したくない。もしくは地球にやさしくはないけれど、袋に入れてもらえばよかったと思った。
文房具や雑誌にシールを貼られると迷惑でしかない。レジから出口まで数メートル。万引きとカン違いされないためしかたないことだとは思うけれど、だったら一折して軽く貼ればいいのに……イライラ。
まー、そんなことがあったから、オイラもUのスマートな演出(?)に涙チョチョ切れたんだろう。人間なんて単純なもんだ。
人のちょっとした気づかいや、心づかいに涙したりする。
Uのセロハンテープはアフターケアや、アフターサービスとも違うとは思うけど、商品を売った後のお客さんの笑顔もイメージしての“やり方”なのだと思う。
姑息でナンボ!
男女の話になってしまうけれど、ベッドインしてフィニッシュした後、すぐ煙草を吸ってビールを飲んでっていう男性。いわゆる、ピロートークがナッシング。
せめて、「好きだよ」とか「愛してるよ」とか嘘でもいいから言えばいいのに(自戒をこめて……)。
そりゃ、女性からしたら、何この人!? ってなもんだろう。なかには終わったんだから早く帰れ的なことを言われたという話も聞く。
ちゃんとふたりの未来を大切にするなら行為が終わった後こそ大事だと思うのだけれど。って、どんだけオイラは女子目線なんだ?
ま、これは男女の夜の営みの話だけれども、たとえば初めてのデートの後に「今日は楽しかった。ありがとう」だけのメールでもグッとくるってなもんだ。
仕事でもそう。「勉強になりました」とかね。もしも、取引先の会社の人と飲んだとしたら、「美味しく、楽しいお酒でした」とかメールするだけで関係は大きく変わる。
オイラなんて帰りの電車の中でメールするもん。向こうよりも先にメールしようと。ヘタすりゃ、前日から予測メールを書いておいて、未送信ボックスに入れておく。
姑息ってか?(笑)。
そうじゃない。こういうことが大事なの。これをやり過ぎだと思う人はハッキリ言うけど出世は難しいと思う。
音楽業界でも芸人業界でも、こういったことはみんなキチンとやっている。「ライブ、マジで楽しかったです。また誘ってください。ありがとうございました」とかね。
本番に100%の力を注ぐのは当たり前。くったくたになった後、最後の力をふりしぼって、感謝の気持ちを自分なりに伝えること。
オイラの敬愛するバンドのボーカリストは生死ギリギリまでのライブをやった後、血だらけになりながらお客さんにサインをしていた。
その後、病院に行って何針か縫われて、点滴を受けていたけど。
ということで、今回の叫訓は↓
叫訓46
男女(人間)関係や仕事、etc……
すべてはアフターが命!