確実に身につける!メモ術基本レッスン

第3回 頭と体に覚えこませる

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持ち歩くことに専念する

さて,ここで肝心なことがひとつあります。

この「メモツールを手に持って移動する」という練習の最中は,頑張ってメモを取ろうと思ってはいけない,ということです。もちろん,せっかくメモツールを手にしているのですから,たまたま「これは書いておかなくちゃ」と思ったら,メモしてもかまいません。でも,⁠せっかくメモツールを手にしてるんだから,何かメモを取らなきゃ」とは絶対に思わないでください。違いはわかりますか?

基本的にこの段階では,メモを取ることは忘れて,メモツールを持ち歩くことだけを考えてください。

たしかに,最終目標はメモを取ることですが,この時点ではまだ,そこまで考える必要はありません。むしろ,下手に「メモを取ろう」と思わないで,最初はとにかくメモツールを持ち歩くことだけを考えてほしいのです。下手にメモを取ることを考えてしまうと,逆に「ここでメモを取ることはありえないな」と思ってしまい,メモツールを持って行かない可能性が考えられるのです。

今ここでやろうとしているのは「常にメモツールを持ち歩くことを頭と体に覚えこませる」ということです。ですから,まずは「メモを取る⁠⁠,という行為は忘れて,メモツールを持ち歩くことだけに専念してください。

せめてペンだけでも持ち歩く

移動の際には必ずメモツールをしっかりと手に持って移動できるように,ひたすらがんばってください。最終目標は,⁠移動する時には無意識のうちにメモツールに手が伸びている」です。最悪でも,ペンだけでも持って行くようにしてください。もっとも,ペンに手が伸びるぐらいなら,一緒に"メモ帳"も手に取るのは普通だと思います。むしろ"メモ帳"だけ持ってペンを持っていない,というのは,実は意味がありません。いざという時に,ペンさえあればなんとかなります(非常手段として手に書いてしまうことだってできます)が,"メモ帳"だけあっても,ペンがなかったらメモを取ることはできません。

しかし,実際問題として,物理的に無理な場合は存在すると思います。たとえばスイミング・スクールに通っている人が,泳いでいる最中にもメモツールを持っていられるか,とか,通勤,通学途中はどうするんだとか,俳優がドラマの撮影の最中にメモツール持ってたら変だろとか(まあ,そういう人がここを読んでいるかどうかは別ですが⁠⁠。

そんな,現実にメモツールを持っているのが無理な状態だってあると思いますから,そんなときまで必ず持っていろ,とは言いません。でも,そんな場合でも,少なくとも「ああ,メモツール持って行かれないや」と思うぐらいにまではなってください。⁠持って行きたいのになぁ」⁠持っていないと落ち着かないなぁ」と思うぐらいにまで。

目標は「メモツールを持っていないと落ち着かない」状態

最終的には,メモツールが自分の体の一部に感じるようになれれば申し分ありません。そう,武士が刀を持っていないと落ち着かないように。あるいは,ゴルゴや次元が常に銃を身に着けているのがあたりまえのように。自分とメモツールの関係を,そんな状態にまで持っていってください。

そのために,しばらくの間メモツールをしっかりと持って歩く練習をしてください。

それが最初の練習です。

著者プロフィール

マックライド

10年以上前に始め,すでに2年近く放置したままの「小説のようなモノの書き方」というサイトに,いまだに新規の読者がやって来ては,本人が忘れてしまったような点についてメールが送られてくるのが悩みの種。現在はブログに移植した「メモの達人への遙かなる道のり」をメインとして,日々役に立たないアイデアをメモに残している。

「小説のようなモノの書き方」
http://www2.cds.ne.jp/~macride/
「メモの達人への遙かなる道のり」
http://waytomemomaster.cocolog-nifty.com/