ライフハック・プラクティス ~仕事の生産性を上げる習慣~

プラクティス:8「失敗を恐れない 」

2008年7月10日

この記事を読むのに必要な時間:およそ 1.5 分

行動への近道

個人戦から団体戦に持ち込む

失敗すると,その悩みを自分ひとりで抱え込んでしまいがちです。

うまくいく方法が見つからない場合は,仲間と一緒にその問題と立ち向かうようにしましょう。

個人戦でダメなら団体戦で戦えばよいのです。

匂いを嗅ぐ

危ない橋を渡っている時には自分でも,うすうす気付いているものです。

いつまでもズルズルやらずに,これは失敗だと早めの判断が肝心です。

不吉な匂いを嗅ぎ分けて,失敗だと判断したものは,次の手を即座に考えましょう。

早めに気付けば被害は少なくて済みます。

とことんまでやる

どうなれば失敗かのボーダーラインを決めておき,ボーダーラインギリギリまでとことんやりましょう。

とことんやって失敗したのであれば悔いはないはずです。

確率論で考える

失敗すれば,次の成功の確率が上がります。

成功確立が50%の場合,1回失敗しておけば,次に成功する確率が高くなります。

2回に1回は失敗するぐらいの気持ちで挑みましょう。

こんな時に役立つ

メンターになる

失敗から得た学びや気付きを,多くの人に伝えましょう。

あなたが肌で感じた教訓は,周りの多くの人に影響を与えるでしょう。

失敗を自ら体験した人だけが,共感を生む言葉を話せるのです。

困難に立ち向かう

最初から難しそうな課題を与えられると,失敗を恐れて拒否反応をおこしてしまいます。

しかし,失敗を数多く経験している人にとっては,困難な場面こそ自分が成長できる良い機会だと知っています。

簡単なことよりも,困難に立ち向かってこそ新しい発見があるのです。

素直にあやまる

成功体験しかしていない人は,失敗したことを認めようとしません。見て見ぬフリをしたり,責任逃れをしてしまいます。

失敗を数多く経験している人は,素直に反省して改めることを知っています。

周りに迷惑がかかる失敗をしてしまう時もあります。

そんな時こそ,失敗したことを認め,素直にあやまることが大切です。

失敗を報告した時に,ガツンと怒られる時もあるでしょう。やさしく許してくれる人よりも,きつく叱ってくれる人の方が,次は同じ失敗をしないようにあなたのことを応援してくれているのです。

コラム(映画のワンシーンに学ぶ)

みなさんもご存知の映画「バットマン・リターンズ」の中で,バットマン扮する主人公のブルースが,敵に自宅を焼かれて精神的,肉体的にも追い詰められた時に執事のアルフレッドに問いかけました。

「人はなぜ堕ちるのか?」

アルフレッドは,こんな答えを返したのです。

「這い上がることを学ぶために落ちるのです。」

筆者は,この言葉を即座にメモしました。映画の中のアルフレッドがすごく心に響きました。

バットマンでさえも落ち込む時があります。しかし,堕ちたことを悔やむのではなく,這い上がるために何をすべきか考えなければいけません。

人生の中で私たちが直面する大切な場面を救ってくれる名言が,映画のワンシーンにも隠されているのです。

落とし穴に注意

プラクティス:5「約束をする」で紹介しましたが,約束したことが守れない時もあります。しかし,失敗を恐れて約束をしないことは自分の成長を妨げているのです。

プラクティス:7「新しいことを始める」で紹介しましたが,できない理由を考えずに川に飛び込んでみることが大切です。失敗を恐れて飛び込むことすらしなければ,道は断たれてしまいます。

著者プロフィール

太田憲治(おおたけんじ)

アジャイルスピリッツで仕事を効率よく進めるブログ「eXtreme Gadget」を運営するほか,仕事に役立つWebサービスの開発を行っている。代表的なものに「StartCommand」「D3timer」がある。関西ライフハック研究会のコミュニティも主催している。gihyo.jpで「GTDでお仕事カイゼン!」の連載を執筆。共著として「Life Hacks PRESS Vol.2」もある。

URLhttp://gadget.cre8system.jp/

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