シモダテツヤのIT四コマふんわり劇場

第92回時の番人

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最近、三十路に入り腹回りの妖怪百目のようになった肉をこそぎ落とすためにスポーツジムで1ヵ月限定のダイエットプログラムにチャレンジしているのですが、そこの担当トレーナーさんの話題の狭さがすごい。

大体1回のトレーニングに飛んでくる質問は2種類ほどなんですが、100%確率で聞かれるのが「今日は何食べましたか?⁠⁠。

「ジムから送られてくるレトルトのやつです」と毎回答えるんですが「そうですよね」と返ってくる。質問しておいて、その回答を楽しむ気ゼロ。僕が毎日レトルト湯煎して全然楽しくなさそうに食べてるの知ってて聞いてくる。仮に僕が「母です。母を食いました」とカニバリズム癖を告白したとしても「そうですよね」って返ってくるくらいどうでもよさそうに答える。

で、残りのもう一種類なんですが、これは日によってまちまちでして、過去に聞かれて印象深かったのが下記になります。

  • Q.「水、好きですか?」

    聞いてどうする。

  • Q.「仕事なにしてるんですか?」

    IT。この質問に5回目以上答えてる。

  • Q.「雨、降ってましたか?」

    窓の外見ろっ!そばのやつ!

  • Q.「今日何食べましたか?」

    2回。日に2回同じ質問。

こんな感じで、聞く方も答える方もどちらもまったく楽しくないやりとりが発生してるのです。

何かの質問に答えた後に「僕もそうなんですよねー」とか「じゃあこんな店知ってますか?」みたいなやりとりが発生するから盛り上がると思うのですが、一問一答。すごくイヤイヤ仕事してるエロ本ライターが興味のないAV女優にインタビューしてるみたいなコミュニケーション。このやりとりが行われるたびに「あ、今時間だけが過ぎたな。5秒。」って思えるので彼は5秒という時を僕に自覚させる時の番人なのかもしれません。

編集部注:
今日何食べましたか?

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