シモダテツヤのIT四コマふんわり劇場

第97回業務連絡

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すいません、普段は真面目で専門的なIT論を展開して業界から「ブラボー!」⁠勉強になった!」⁠金玉が見えた」⁠ちょっと署までご同行願えますか」という賞賛の嵐を受けているこの連載ですが、最近、社内で目に余ることがあったので今回に限っては社員に注意する目的でこの場所を使わせてください。

で、何が目に余るかといいますと、今、僕の自宅は会社の会議スペースやちょっとした撮影などで使えるように社員に鍵を渡し解放状態にしているのですが、僕がいないときに社員が部屋を使用すると、帰ってきたときに配置が地味に変わっているのです。

  • 絵画の位置が隣の部屋に。
  • 部屋にあったはずの観葉植物がベランダに。
  • 微妙に時計の針が遅れてる。
  • フィギュアの悟空がバイクに乗ってるやつの悟空の手がハンドルから外れてる。
  • 白ひげのフィギュアが後ろ向いてて拗ねてるみたいになってる。
  • 洗面所に置いていた化粧水や整髪料が地ベタに。
  • 繋げてなかったテレビの配線が繋がっている。

時計を遅らせられたのは地味に悲しかったし電車も乗り過ごした。繋げてなかったテレビの配線が繋がっていたのはラッキーと思ったけどテレビつけたらビデオしか見れなかったし、悟空のやつとか思春期のガキがチャリで手放し運転して粋がってる風にしか見えなかった。

そろそろ社員のみんなには会議スペースである前に僕の住居であることを教育しなければならない。鉄の処女とかに無理矢理入れてブチャーってしながら教育しないといけない。

今は地味だけど、このままだとドンドン調子に社員が乗っていき、僕が旅行とかで一週間ほど家をあけたら部屋に滝とか設置されたり、ズタズタで嫌な色味のカーテンにされたり、あげく風呂場に豚の死骸が5匹以上転がっているのは明白。下手したら僕の家族の死体まで転がっているかもしれない。オカンとか天井から逆さまに吊るされてるかもしれない。壁とかに親父の血で「給料上げろ」とか「遅刻すんな」とか書かれてるかもしれない。でも朝起きれないんだもん。許してよ。

編集部注:
大丈夫、滝は設置されないよ。たぶん。

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