ここの連載も含めて、僕は月8~10本くらい4コマ漫画を描くというお仕事をしているのですが、元を辿ると小学校の頃にノートに描いていた漫画が始まりでして、ずっと絵が上手くならないまま31歳のおっさんになってしまいました。
当時描いていた漫画は2種類あり、ひとつは担任の先生がキレると戸愚呂(弟)みたいに筋骨隆々になり生徒をラリアットでブチ殺していくギャグ漫画、もうひとつはドラゴンボールやら幽遊白書などに影響を受けてシリアスなバトル漫画でした。前者はクラスメイトに見せて反応を楽しんだりしており、後者のほうは自分でも痛いってわかってたので誰にも見せずにひっそりと自宅で描いて、自分で読んでました。
そんな後者の痛いバトル漫画の設定ですが、主人公のなんかカッコイイ髪型の人が髪型を変えると戦闘力が変化するというもので、敵に追い詰められるとオールバックにしたりするんですが、前髪を何本ちょろりとさせるかで使える技が強力になっていくのです。前ちょろを増やせば増やすほど強くなる。「5本だーーっ!!」とか悟空の「界王拳4倍だーっ!」みたいなノリで言わせてました。
あと髪型が変わるタイミングで身体から煙みたいなのが出て「待たせたな・・・」とか言ってる主人公でした。たぶん煙がモワモワしてる間にギャッツビーのワックスとかウーノとかでセットしてたんだと思います。敵もセット終わるまでちゃんと待ってた。
あと、今でも引きずってるのですが、手の指とか足とか描くのが面倒くさいのでバストアップの構図しか基本並んでない漫画だったので今思うと全然迫力のない漫画だったなあと思います。
以上、僕が死ぬ前に見そうな走馬灯予想でした。