新型iPhone 6発表会で見えなかったiOS8の機能にクローズアップ
こんにちは、池端です。
ついに発表された新型の「iPhone 6」と「iPhone6 Plus」。そして、「Apple WATCH」。皆さんはご覧になりましたか?
やはりアップル、とても魅了的なデバイスを魅力的に発表しましたね。筆者はiPhone 6のSIMフリー版128GBを購入予定です。そしてMVNOのSIMカードにて運用を考えています。
そしてついに発表された「Apple WATCH」。いくつものスマートウォッチを利用している筆者には、Apple WATCHは高機能過ぎて腕時計型デバイスでは使いこなせないのではないか? と思う部分もありますが、リューズを使った操作など独創的なインターフェイスもあり、実機では良い意味で裏切ってくれることを期待しております。
iOS8のヘルスケアアプリケーションに注目
今回は筐体の記事は今やどこを探しても出てくると思うので、iOS8について少し掘り下げて紹介しようと思います。
今回クローズアップするのは、新しく搭載される「ヘルスケア」アプリケーション。なぜ、このヘルスケアに注目するかというと、それなりの理由があります。
これまで各社からiPhone用としてヘルスケアウェアラブルが多数販売されてきましたが、iOS8のヘルスケアはこれらのウェアラブルと大きく違う点がひとつあります。
デバイスの開発環境が一変
これまでiPhoneなどの端末へ生体情報を登録して読み込みを行うには、生体情報を取得するためのウェアラブル機器と専用アプリケーションが必要でした。
しかし今回新たに発表されたiOS8では、この生体情報の登録機能をOS側が持つようになり、アプリケーションがOSへ情報を取得しに行くだけでよくなりました。
OSに登録できるデータは、身体情報や計測した生体情報など、さまざまなものを登録することができるようです。
iOS8から生体情報の応用が今後さらに進む
iOS8のヘルスケアで追加された機能で大きなポイントは次の2点です。
- さまざまな生体情報のデータベース化
- データベースへの読み書き
これらをOSがサポートすることにより、アプリケーション単体の開発はかなり容易になりました。
開発コストの削減などサードパーティが参入するための敷居は下がり、生体情報を利用するアプリケーションが数多く出てくると思われますので、今後は差別化や使いやすさなど競争が増してくると思われます。
また、ユーザーサイドとしては、OSが個人情報を保持しアプリケーションがそれらの情報を利用することができるようになるので、一般的なメールアドレスや住所等の個人情報だけではなく、今後は自分の身体の情報セキュリティ管理も必須になるかもしれません。
5.5インチのiPhone6 Plusがラインナップに追加され、今後発表されるであろうiPad miniとの住み分け、そして来年発売予定のApple WATCHなど新しいデバイスもそうですが、具体的には未発表の新しいHomeKit APIの利用方法など、まだまだアップルはスマートフォン業界を引っ張って行ってくれそうです。
本稿では語りきれないことがたくさんありますので、9/17(水)に筆者が所属する株式会社ウェブレッジの主催でiPhone 6を解説する無料セミナーを緊急開催します。 詳しくは下記をご参照ください。
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9月発売予定の新しいiPhone6に標準搭載される新OSの「iOS8」。新機能の紹介と新しい機能がもたらす可能性、既存機能からの変更点も比較しながら紹介します。今回の新型iPhoneがもたらすスマートフォン業界へもたらすイノベーションや今後の方向性も交えながらお話しします。