Software Design 2018年4月号
2018年3月17日紙版発売
2018年3月17日電子版発売
B5判/184ページ
定価1,342円(本体1,220円+税10%)
ただいま弊社在庫はございません。
今号の特集概要
第1特集
自分で構築するか,APIで機能を使うか
機械学習の始め方
機械学習を自社の業務やサービスに導入しよう!――そんなとき,大量のデータと機械学習ライブラリを使って,一から学習モデルを構築するしか方法はないのでしょうか?
文字認識や音声認識のような使いまわしのきく機能であれば,ベンダがAPIで提供している学習済みモデルを利用すれば事足りることも多そうです。また,本格導入前に試しに手元のデータを学習させて効果を見極めたいといったケースなら,クラウドサービスとして提供されている機械学習環境を活用すれば,環境の準備に手間取ることなくスピーディに検証できそうです。
機械学習を始めるにしても,その始め方は目的によっていろいろと考えられます。本特集では,その選択肢を示すとともに,各利用形態で必要とされるスキルについても解説します。
第2特集
脱・手順書!
Pythonマイツール作成で仕事効率化
業務の効率化を図るためにIT化したのに,増えていくのは分厚い手順書。近年のシステムは複雑性が増しているので,その分量は等比級数的に増えていくばかりです。膨大なプリントアウト資料に二ツ穴を開けてファイルに挟み込んで,はい終わり……では本末転倒です。
本特集では,手順化を見直し,何が本当の問題なのか探ります。その中で自分用のツールを作りあげることが,その問題解決に大きくつながることを明らかにし,いま人気のPythonで実装を試みます。自分がやりたいことをツールにするとどんな効果があり,どんな良いことがあるのか,さまざまな知見から解説します。本特集でぜひ自分専用のツールを作り,IT業界の働き方改革の突破口を切り拓いてください。
一般記事
社会インフラシステムを支えるLinux その信頼性はどのように維持されているか
Civil Infrastructure Platformプロジェクトの取り組み
表に出ることは少ないですが,電気・ガス・水道・交通・医療などの社会インフラシステムでも,LinuxをはじめとしたOSSが利用されています。社会インフラの信頼性を確保するには,ミリ秒単位の厳密さを意識しなければいけない一方で,10年以上先のことも考慮する必要があります。本稿では,そのような活動に取り組む組織に焦点を当てます。
一般記事
[短期連載]実践! GPUサーバでディープラーニング
【2】ディープラーニングにおける計算資源の重要性
ここ数年,ディープラーニングを用いてさまざまな課題を解決しようとする取り組みが多くあります。ディープラーニングではGPU(Graphics Processing Unit)を用いてモデルを訓練する,ということをご存じの方も多いのではないでしょうか。連載の第2回は「画像生成」を題材に,2つのニューラルネットワークの相互学習を通じて,計算資源としてのGPUの重要性を紹介します。
一般記事
[短期連載]ARKitとUnityで作るiPhone ARアプリ集中特講
【4】猫とのやりとりとUI追加
AppleはiPhoneやiPadでのAR体験をユーザにもたらそうとしています。最新のiOS 11でリリースされた「ARKit」はそのARアプリケーションを開発するためのフレームワークです。この短期連載では,AR空間や物理エンジンの使い方を理解し,シンプルなARゲームを完成させることを目的とします。今回は猫の3Dモデルをもっと愛せるように,なでたり,ごはんをあげたりできるようにしましょう。ゲームとしてのUIにもひと工夫加えます。