Software Design 2018年8月号

[表紙]Software Design 2018年8月号

紙版発売
電子版発売

B5判/184ページ

定価1,342円(本体1,220円+税10%)

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電子版

第1特集
スマホゲームはなぜ動く?
意外と知らないサーバサイドのしくみ

これまで,Webアプリケーションのサーバサイドについては,本誌で何度か取り上げてきましたが,その中で1つの疑問が浮かびました。今,流行りのスマホゲームのサーバサイドってどうなってるのだろう?

そこで企画したのが本特集です。じつは,スマホゲームのサーバサイドも一般的なWebアプリケーションと同じようなシステム構成と通信手段で実現されています。とはいえ,同じ技術を使っていても,ゲームならではの課題を解決するために,さまざまなテクニックや工夫が駆使されています。これらの詳細は,ゲーム開発者以外にはあまり知られていないのではないでしょうか。ゲーム開発者になりたい人はもちろん,普段はゲーム開発に携わっていない人も,一読する価値ありです。

第2特集
クラウドネイティブ時代のシステム構築
独自構築か,PaaSか,サーバーレスか

クラウドファーストからクラウドネイティブへ,システム構築はクラウド・仮想環境上で開発を行い,コンテナで運用管理していくケースが増えています。そのため,たくさんの技術を知らねばならないので「コンテナ疲れ」してしまうエンジニアも少なくありません。

本特集では,さまざまなクラウドのスタイルをメリット・デメリットの面から理解を進め,コンテナ技術についても客観的に分析と解説を試みます。これによって自分が作り上げたいシステムにとって何が重要で,本当は何が必要なのか次第にわかるようになっていくでしょう。最後に「サーバーレス」について,実際にどのように導入を促進していくか解説します。

一般記事
[特別企画]Jenkins X+クラウドで快適CI/CD
【1】Jenkinsをクラウド化しよう

クラウド上での開発も当然なものになってきましたが,まだノウハウがいろいろと必要です。本特別企画では,仮想環境で開発にマッチした技術体系としてJenkins Xの導入を図り,数回にわたって環境構築を詳説します。まずはAzureクラウド環境の確認,それからJenkins環境の準備と構築から始めます。

一般記事
[短期連載]オープンソース&GitHub開発で役立つGPGの使い方
【2】GPGの基本「電子署名」「暗号化/復号」のやり方

暗号ソフトウェア「GPG(GnuPG)」は,コードやメールなどの作者を証明し,改ざんなどを防ぐ手段として,オープンソースソフトウェアの開発にはなくてはならない重要なツールです。本連載では,GitやGitHubで自分の電子署名を付けられるようになることを目標に,GPGの使い方を解説していきます。

第2回は公開鍵暗号を使って,ファイルに電子署名を行う方法と,ファイルを暗号化/復号する方法を解説します。GPGにおける鍵の種類,使い分けはしっかり理解しましょう。

一般記事
[短期連載]PHPで学ぶコンピュータアーキテクチャ
【3】画面表示のエミュレーション

世界初のコンピュータと言われるENIAC(エニアック)が生まれて70年あまり。現在のコンピュータの多くはノイマン型コンピュータと呼ばれる設計に基づいており,メモリに保存された命令を順番に実行していくという設計になっています。

本連載では携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」と,その動作をソフトウェア的に再現したエミュレータのコードを読みながら,ノイマン型コンピュータのCPUがどのように命令を解釈し動作するのか,また,ディスプレイや入力装置とのやりとりをどのように行っているのかについて解説します。最終回となる今回は,画面表示についてです。